秋は比較的大型の種の花があるものですが、足元には小さなかわいらしいハナイカリが沢山咲いていることに気づきました。淡い花の色ですからついつい見逃しそうになってしまいます。ハナイカリは人の作用をうけるような場所にみられます。山地性の種ですから高原などの道路わきや牧場などの草地に生育しているようです。
リンドウの仲間ですが花の色は青系でなく気色系です。形も面白く確か樹イカリソウと同じく「錨」を連想させます。この花の認識は比較的新しく越後の山歩きでは見たことがなかったものです。ハナイカリと出会う場所はなぜか道路わきで人が踏みつけるような場所。他の種がいなくて競争相手がない場所がいいのでしょう。