実は、昨年の栂池自然園へ行った個人的な目的はその前年7月に訪れた際クロバナロウゲの葉を見つけたものの花を見ることができなかったとことが心残りでその機会をうかがっていたのです。写真でしか見たことがない花で私にとっては憧れの存在。前年自生地点を確認していましたから季節さえ合わせられれば目的は叶います。そして、ついにその機会が来たという次第。ただ、もう少しお天気に恵まれれば良かったのですが・・。
クロバナといえど黒い花はありませんから黒っぽい花ということのようでエンジ色を暗くしたような独特な色彩です。バラ科の花でキジムシロの仲間に近いようなコメントが・・。しかし、私にとっては全くの別物になって写りました。美しいというよりも不思議な花という印象でどんどん引き込まれるような感じです。大きさは2cm程度。花色は遠目では周囲に溶け込んでいて花が多くついている割には気づきにくい花でした。