この時目立った者の一つがオオバセンキュウ。シラネセンキュウを一回り大きくしたような種でややのっぽ。自然園の木道脇にもあちこちにあって最初疑っていた目にもしっかりと焼き付いて過去の記憶とすり合わせて納得したものでした。葉も繊細さがない二回三出複葉。この種の大きな群落を見たことがないので花が沢山ついている様子は分かりませんが点々とりっぱな花序がついていました。セリ科の花序はどれも同じようで、花や花序ではなかなか識別ができませんが葉や着き方で見極めることがいいようです。
花序だけではシラネセンキュウとの差異を見つけられません。やや大振りかなという程度。これもあまりあてないなりませんね。実はもう一種ミヤマセンキュウという種があって、これが登場すると混乱に拍車がかかりますが、葉の様子が異なるようですからセンキュウの仲間は葉で覚える方が簡単なようです。