森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コマガタケスグリの実

2016年03月23日 | 自然観察日記
亜高山帯に生育するコマガタケスグリが実を結んでいました。花は房状に沢山付いたのでしょうが実はまばらに付いていてそろそろ黒く熟し始めています。びっしりと実が付けばそれなりに食欲もわきそうです。以前どこかで口にしたことがあるのですが好んで積極的に食べたいというほどのことではなかったようにぼんやりとした思い出があります。名前の通り酸っぱい実であることは確かです。花は6・7月に黄色味を帯びた小さな花を沢山咲かせます。

コマガタケスグリの葉

2016年03月23日 | 自然観察日記
葉はカエデの葉のように掌状でスグリの仲間では最も大きな葉を持ちます。2m程度の低木で亜高山帯の林縁に時々見られますが、栂池自然園に行く途中ロープウェイ駅からゴンドラ駅に行く途中のオオシラビソの林の中の道沿いにいい個体がありました。