カテンソウ

小さな植物で見慣れない種が地面に広がっていました。新潟では聞いたこともなかったカテンソウという種であることが持ち帰っての調べで分かりましたが、イラクサ科の植物です。この種も比較的全国的に生育しているようですが新潟にはない種です。

カテンソウの葉

カテンソウは葉の大きさが２ｃｍほど草丈もせいぜい５～６ｃｍ位でしょうか、ランナーを出して横に広がって生育しています。一つのコロニーはせいぜい３０ｃｍくらいでした。今後どんどん広がっていくのかもしれませんが、この時期のサイズかもしれません。通年ある種とも思えませんからそれほど広がりを持つものではないと思いました。

カテンソウの花

よく見ると花らしきものがところどころにあるのですが小さすぎてカメラの焦点に入りません。苦労してもせいぜいこの程度。

カテンソウの花 拡大

どうやら雄花のようです。紫色をしているものもあるのですが未開花の花の様で残念ながらピンボケ。雌花らしいものはとうとう今回は未確認です。焦点深度の深い持ち運びの便利な小型カメラがほしいですね。
ところで、カテンソウの名前の由来は不明なのだとか。太平洋側にはごく普通にあるのだそうですね。新潟にない種ばかりがどんどん出てきます。三国山脈を一つ越しただけでこうも植物相の違いを体験できるとは予想外のことでした。まだまだその続きがあります。