エングラーの分類体系ではゴマノハグサ科であったものでAPG分類ではオオバコ科に移されたクワガタソウ属の一種。ヤマクワガタと分かりました。かなり分布が限定されていて場所によっては絶滅危惧種に指定されているようです。もちろん新潟では見たことがなくたぶん分布もしていないでしょう。深山から亜高山に生育するという解説もありましたから物語山のとらえ方も変わってきます。このヤマクワガタが登山口から沢沿いにかなりの頻度で見られます。貴重な分布場所になっているのではないでしょうか。
咲き始めの個体ばかりでようやく見つけた完全に開花した個体です。大きさは6~7mmくらいの小さな花で、特に惹きつける色彩をしているわけでもなくむしろ地味な存在ですがどこか引き込まれてしまいます。かたまって生えているようなことはなく点々と生育しているという感じでした。