森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オガラバナ

2020年02月26日 | 自然観察日記
雪で押されて傾倒したオガラバナが登山道脇にありました。近畿以北に分布するとされる北方系のカエデです。別名ホザキカエデともいわれ花序が穂状になって立ち上がるという変わった性質を持ちます。季節柄花から実った果実が沢山実っていました。

オガラバナの果実

2020年02月26日 | 自然観察日記
穂状の花序を持つのですが結実したのは基部のほうだけで上部の花は結実できていません。雌雄同株の種とされてはいるものの一つの花序には100以上の花が付きますが雄花と両性花が混在しているものもあれば雄花だけのものもあるのだそうです。結果、果実はごく少数のものが基部についている状態になるようです。

キリンソウ

2020年02月26日 | 自然観察日記
キリンソウです。分布は広いのですが普通岩場など荒れ地に見られる種です。しかし、砂防新道の樹林下に生育していました。適地でないと見えて単独でひょひょろとした草姿で株立ちになって生育しているいつもの姿ではありません。