森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ユキグニミツバツツジ

2020年06月06日 | 自然観察日記
黒姫山の尾根筋はユキグニミツバツツジの花盛りで登山道の下のガレ場や崖下に沢山花が咲いていました。ミツバツツジの仲間で日本海側に生育する種として知られています。

ユキグニミツバツツジの花

2020年06月06日 | 自然観察日記
ミツバツツジの仲間は全国に沢山あって地域地域に適応した種として名前が付けられています。何がどう違うのかがよく分からないグループで、実物を見せられて何かと言われても答えが出せません。大体生育している地域で名前が分かりますからそれで答えるくらいで、形質がどうのこうので説明できかねます。図鑑を手にして照らし合わせないと難しいのです。そこでこのユキグニミツバツツジの一つの特徴は雄しべや花柱には毛がないこと子房には毛が沢山あることとなっています。ただ経験的には、一緒に栽培してみると花の咲く時期がトウゴクミツバツツジよりは遅いということは言えます。