森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヘビイチゴ

2020年06月14日 | 自然観察日記
登山道の入口は山村の棚田の様相を見せていますが、その棚田の周りは里の野草がいろいろあります。ヘビイチゴもそのような類の野草とおもいますが、丁度花の季節で沢山見られました。耕運機など農機具の出入りがあって時々踏みつけられる空き地です。

ヘビイチゴの花

2020年06月14日 | 自然観察日記
この季節はミツバツチグリやキジムシロなど地面を這って黄色い花を咲かせる山野草がいくつか見られます。いずれもキジムシロ属の種ですから間違えやすい花をしています。果実が識別の一つのポイントですが、この季節はまだできていませんがイチゴ状果になるかどうかは中央部を見ると見当が付きます。めしべがつく花床がこんもりと膨らんでいます。その中でヘビイチゴは幾分湿り気のある土壌を好みます。

ヘビイチゴの葉

2020年06月14日 | 自然観察日記
目が慣れると葉でも識別できますが、それを言葉で表現するのが難しい。ミツバツチグリの葉に比べ丸みがあります。しかし、ヤブヘビイチゴという近似種がありますがこの種とミツバツチグリの葉は言葉状同じ表現になってしましますから、やはり果実の形質と一緒に組み合わせて説明しなければ難しいようです。