森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

トチバニンジン 1

2007年06月20日 | 自然観察日記
 オウレンの脇にトチバニンジンがありました。朝鮮人参の仲間ですが根茎は肥大しません。しかし、いろいろな薬効があるので薬草として注目されています。かつての職場でおつむの薄い人が盛んにこの植物のことを知りたがっていました。竹節人参(ちくせつにんじん)とか言われていて、育毛・発毛に効能があるとか。熱心でした。

オウレンの果実 2

2007年06月20日 | 自然観察日記
 オウレンはキンポウゲ科の植物。車座に配置された一つ一つの果袋に種子がつまっているはず。その先に出来る小さな穴から種子がこぼれる仕組みになっています。風に揺れて種子がこぼれることは推測できますが、この車座に配置する意味は何があるのか・・。それはそれとして、今回はこの色彩を楽しむことにしましょうか。

これは何でしょう

2007年06月19日 | 自然観察日記
 マルバマンサクに出来た赤い突起。実のようにも見えますが、これは虫こぶ(中えい)といいます。いろいろなものがさまざまな植物でみられますね。これを眺めるのも結構面白い自然観察が出来ます。

ヤマグワ(クワ科)

2007年06月18日 | 自然観察日記
 子供頃口を紫色に染めて食べた記憶をお持ちの方も多いのではないでしょうか。クワは畑に植わっているだけでなく、ちゃんと野生のもがあります。昔を懐かしんで・・。

イヌシデ(カバノキ科) 1

2007年06月18日 | 自然観察日記
 イヌシデの樹が根元をえぐられて倒れていました。お陰で実がよく観察できます。カバノキの仲間ですから尾状花序を作ります。シデは「四手」。「四手」とは、玉串やしめ縄に下げる紙のことでこの垂れ下がる実をそれに見立てたのでしょう・

湯沢 アルプの里 6月の頃 15

2007年06月16日 | 自然観察日記
 キンロバイはバラ科の低木です。北アルプスなど2500m以上の高山で見るものですから、この植物園で見られるというのはそれなりの価値があるのでしょうね。多くの人が訪れています。