オウレンの脇にトチバニンジンがありました。朝鮮人参の仲間ですが根茎は肥大しません。しかし、いろいろな薬効があるので薬草として注目されています。かつての職場でおつむの薄い人が盛んにこの植物のことを知りたがっていました。竹節人参(ちくせつにんじん)とか言われていて、育毛・発毛に効能があるとか。熱心でした。
オウレンはキンポウゲ科の植物。車座に配置された一つ一つの果袋に種子がつまっているはず。その先に出来る小さな穴から種子がこぼれる仕組みになっています。風に揺れて種子がこぼれることは推測できますが、この車座に配置する意味は何があるのか・・。それはそれとして、今回はこの色彩を楽しむことにしましょうか。
イヌシデの樹が根元をえぐられて倒れていました。お陰で実がよく観察できます。カバノキの仲間ですから尾状花序を作ります。シデは「四手」。「四手」とは、玉串やしめ縄に下げる紙のことでこの垂れ下がる実をそれに見立てたのでしょう・