これもどういういきさつで居付いているのかわからない花で、自然繁殖で数箇所に藪を作っています。絡まれている樹はかなり迷惑な状態で、ゲンカイツツツジなどは生きていくのも大変な状態になってしまいました。羽根状の綿毛をまとった種子が出来ますがこれが飛散するのでしょう、小さな発芽個体が比較的日当たりのいいところで見つかります。繁殖力の大きな種のようです。
栃尾地区にも野生のテッセン(クレマチス属の一種 絶滅危惧種になっている?)が生きているといわれています。庭のクレマチスのように繁殖力があれば、ハイキングなどでもっと楽しめる種になるのですが・・。写真は観賞用に寄せたものです。
栃尾地区にも野生のテッセン(クレマチス属の一種 絶滅危惧種になっている?)が生きているといわれています。庭のクレマチスのように繁殖力があれば、ハイキングなどでもっと楽しめる種になるのですが・・。写真は観賞用に寄せたものです。
たまには視線を変えて、こういうのはどうでしょうか?写真はスモモ類などに良く見られる病気の一つ「ほくろみ病」に侵された果実です。花が咲いたあとまもなく膨らみ始めますから「実が大きくなってきた」と喜ばせるのですが、実は病原菌に侵され肥大したものです。
だいたい果実がそんなに早く肥大するもわけはありませんね。時期を間違えずにそれなりの農薬を使って処理しないと抑えられないそうで、素人にとっては難病です。良くしたものでこの病気で100%ダメになるわけでもなく数%の果実は残ります。
だいたい果実がそんなに早く肥大するもわけはありませんね。時期を間違えずにそれなりの農薬を使って処理しないと抑えられないそうで、素人にとっては難病です。良くしたものでこの病気で100%ダメになるわけでもなく数%の果実は残ります。
仏炎苞がついていればすぐそれと分かりますが、サトイモ科の植物です。葉は菖蒲を細く小さくしたようです。水辺の植物とされるのですが、比較的乾燥している場所で機嫌が悪そうでもありません。
県内に自生はないと思いますが、古くから園芸植物として栽培されていますから、古い民家やお寺の庭を探すと片隅に植えられているかもしれません。何処から見ても地味な植物です。侘びさびの心を重んじる脇役として使われてきたようです。
県内に自生はないと思いますが、古くから園芸植物として栽培されていますから、古い民家やお寺の庭を探すと片隅に植えられているかもしれません。何処から見ても地味な植物です。侘びさびの心を重んじる脇役として使われてきたようです。
サラサドウダンよりは北方種のようで、また多雪地型なのでしょうか。越後山脈の稜線上に風雨に晒されながらもびっしりと花を付けた大木に出会うとそれは感激ものです。「ドウダンツツジ」を「満天星」と書くそうですが、イメージはぴったりですね。
しばらくお目にかかっていませんから、今年は7月上旬に「紅更紗満天星」で感激したいと思っています。
しばらくお目にかかっていませんから、今年は7月上旬に「紅更紗満天星」で感激したいと思っています。
ドウダンツツジの仲間もいろいろあって人々に愛用されています。いずれも山地系の種ですが、ドウダンツツジやサラサドウダンなどは庭木や公園樹で利用されていますから低地でも適応力が強いのでしょう。越後にはベニサラサドウダンとアブラツツジの仲間の自生を見ます。
どういういきさつで我が家にミヤマオダマキが生えているのか定かではないのですが、今年も可愛い花を付けましたので取り急ぎの紹介です。
知人友人が枯れそうになると持ってくるケースが時々あるのですが、たぶんその類です。もっと増えてくれるといいのですが、この種はなかなか子孫繁栄をしてくれません。高山種ですから、夏場の気温の関係があるかもしれません。
知人友人が枯れそうになると持ってくるケースが時々あるのですが、たぶんその類です。もっと増えてくれるといいのですが、この種はなかなか子孫繁栄をしてくれません。高山種ですから、夏場の気温の関係があるかもしれません。
シライトソウ、かなり以前に長岡の東山で群落に出会った時の一株。種をこぼして増えています。
越後には普通に生えているのだと思っていましたが、意外や意外凄く偏っているのだという事をその後の調べで分かりました。県北の笹川流れを望む山塊と柏崎の米山と糸魚川の黒姫山周辺。いずれも海岸に近い山の中。そのほかは昔海岸が迫っていたと考えられる山にぽつんぽつんと点在しているようです。
地形にも変遷があります。その変化に対応して、それぞれの種には隠された歴史があるんですね。
越後には普通に生えているのだと思っていましたが、意外や意外凄く偏っているのだという事をその後の調べで分かりました。県北の笹川流れを望む山塊と柏崎の米山と糸魚川の黒姫山周辺。いずれも海岸に近い山の中。そのほかは昔海岸が迫っていたと考えられる山にぽつんぽつんと点在しているようです。
地形にも変遷があります。その変化に対応して、それぞれの種には隠された歴史があるんですね。
我が家の庭には、手入れは全くしていないのにかってに住み着いているのもがいくつかあります。ラショウモンカズラもそのうちの一つで、今年もその存在をアピールしています。
名前もユニークですが、分布を研究している某先生によると分布の仕方に特徴があるとか。「ラショウモンカズラ型」という一つのタイプの名前に使っているようです。県内の分布は、県境山岳部と阿賀野川沿い、それに弥彦山塊だそうです。佐渡にもわずかにあります。
名前もユニークですが、分布を研究している某先生によると分布の仕方に特徴があるとか。「ラショウモンカズラ型」という一つのタイプの名前に使っているようです。県内の分布は、県境山岳部と阿賀野川沿い、それに弥彦山塊だそうです。佐渡にもわずかにあります。
先の長く垂れるものが雄花、手前の上向きの小さなものが雌花なんですが・・。もう少し近づいて写せばよかったですね。オニグルミと同じで、ちょっとだけ紅色が付いているんです。科が違っても尾状花序を持つ種の雌花は赤味がかっていることが多いなぁ・・。