製材所で拾ってきた端材に防腐剤を塗って二番目の壁を作り始めたところです。
木材の表面はカンナでをかけていないのでザラザラですが、防腐剤でなんとかカバー(誤魔化した)したつもりです。 あらためて、捨てる前に活用を考えなきゃーと思いました。
というのも、きょうのNHKTVスペシャル「無縁社会」ドキュメンタリーを見て、人間も同じなんだなーと痛感したのです。
ひとり暮らしであっても、たとえ家庭や職場があっても、人間の孤独はなかなか解凍しがたいものです。 それを解凍するものは、「声かけ」であり、人とのつながりですね。 さらに言えば、大地と自然との会話、(つまりは田舎暮らしが癒し薬)ではないかと思うのです。
そのことをいま、過疎というある意味では過酷な環境の中にいる自分をみて、痛感させられています。
きょうは地域でコンサートを主催しようという打合せに参画しましたが、知り合いがまったくいなかった自分にこれだけのつながりが短期間でできたのも、生きていくうえでひとや自然というものがいかに切実なものかという証でもあります。
狭い部屋で人と会話せずにひとり壁を打ちつけていられるのも、こうした存在が支えになっているんですね。 自分の居場所は待っていても向こうからは来ません。 やはり、それを見つけようとする格闘のなかから、しぜんに見出されてくるものだと思います。
そんな思いをめぐらしながら、あすもまた、壁打ちが続きます。