きょうは弁当を持って遠州の山岳霊場光明山へトレッキングだ。 山頂の光明寺は行基が717年開創し、秋葉山とならんで昔から有名な信仰の山だ。 芭蕉の弟子である其角も訪れており、俳句を残している。
そこに至るにはかなりの急坂を登らなければならない。 汗をビッショリかいて上着を2枚脱いだほどだ。
この界隈はイノシシが背中をこすった木(白い跡)がけっこう見られるほど、かれらの解放区のようだった。
山頂前の「観察の森」は、ツクバネガシ・カゴノキ・クマノミズキ・クロバイなどふだんなかなか見られない樹木があり、貴重なコースであることがわかった。
しかも戦国時代ここは山城として今川氏・武田氏・徳川軍らが使った見晴らしの良い拠点だった。 家康にちなんだ旧跡があちことあり、家康が隠れたという巨大な鏡岩があった。
頂上の光明寺は、昭和6年の大火事で全山焼失してから、まだ再建されていない。