山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

生きている庚申講

2011-03-05 21:47:59 | 歴史・文化財

 集落の庚申講の当番が回ってきた。 60日毎にいつもは公民館でやられている。 庚申真言を唱和してから、つまみ・お茶・酒をやりながら雑談に花を咲かせて終わりなので、いままでは参加者は少ない。 そこで、わが家の庭で焚火を囲みながらやろうとわがままをやらせてもらった。

                 

 青面金剛像を見ると、左手には、法輪・弓・罪を犯した女性(髪の毛を持っている)。右手には、三叉槍・矢・宝剣。頭上には、ドクロ。

                

 絵の下のほうには三猿、ニワトリが配されている。 この絵の像が庚申の基本的なパターンだ。 この掛け軸に向かって拝むのだ。 江戸時代に興隆していた民間信仰がこの中山間地でいまだに続いている。 

 集落の人は12人ほど来てくれた。 ほんとうはみんな、天気のいい日だったので、農作業や仕事があったにちがいないのだが、なんとか工面してくれたのがうれしい。 焚火を囲んでイノシシの焼肉、アマゴのみそ煮、猪・豚汁、ダッチオーブンの焼き芋などが並び、みんな満腹になったのは言うまでもない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする