いよいよ明日に迫った「さくらコンサート」。 天気予報は雨が80%。 そこで朝の打合せで会場を野外から屋内でやることになった。 屋内といっても工場だ。 自動車の部品が所狭しと置いてあったところを片付け、ありあわせの素材で舞台と客席を設営。
強力な指示がないにもかかわらず、思い思いのセンスが舞台づくりに生かされる。 無機質だった工場に見事なステージのできあがり。 30人近くのスタッフが会場設営はもちろん食材準備・食器洗い・庭整備などにてきぱき動いている。
サクラの植樹やムササビの保護運動を続けている歌手しらいみちよさんも到着し、川崎からはるばる手伝いに来た主婦の助っ人も参画して晴れやかな前夜祭となった。
メインのイノシシ汁の鍋となる竹筒120本の殆んどを隊長が作りあげる。 それを洗って乾かすのもかなりの手作業だったから、隊長の思い入れが伝わってくる。
東北大地震の義援金箱も急遽竹林に伐りに行き制作。 当日集まった義援金は新聞社に届ける予定だ。 準備する主催スタッフの心意気や感動がいかに反映されるだろうか。 いよいよ明日、本番である。