
たくさんではないけれど、道草山でスミレの群落発見。
よく見たら、いわゆる「スミレ」ではなかった。
葉は、ハート型ではあるが長細い。 花は、紫ではなく白っぽい。

へたの色が薄い褐色。
どうもこれらの特徴から、「ナガバノスミレサイシン」らしい。
「サイシン」とは、カンアオイの仲間で、漢字では「細辛」と書き、根っこを舐めると辛いというところからついた名前だそうだ。さらに、その葉はハート型で、「スミレサイシン」の分布は日本海側が多い。
葉の長い「ナガバノスミレサイシン」の分布は太平洋側に見られるという。 うまく住み分けたもんだ。 花が咲く頃は、葉はまだ幼い。わが道草山では20近くしか確認できなかったが、これだけの群落を見たのは初めてだ。