山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

雨でも七輪、胃は膨満に

2012-06-16 19:56:21 | 野外活動
 一日中の雨。
 昨日のジャガイモ収穫を記念し?久しぶりに焚き火クッキングをしようとなったが、雨天で断念。
 そこで、ガレージで七輪遊びを始める。
 雨のなか道草山のハチクを採りに行き、七輪の上で皮ごと焼いてみる。
 柔らかいタケノコは炭火の遠赤外線を内包して旨味を仕上げる。

 さらに、和宮様によるとりたてジャガイモの茹でたり、炒めたりのクッキングへ。
 そのうちに、畑の春菊がそのまんま食卓に乗せられ「春菊サラダ」になっていく。

                 

 すると、七輪のエビがこんがり匂いを撒き散らす。
 また、淹れたてコーヒーがガレージ内を馥郁とする。
 しばし、雨を忘れ、野鳥の声に耳を澄ます。
 アオバトの声を確認したころ、梅雨に清められた茶畑が凛と輝く。

 こうして日本の緑がよみがえる。


 さて、こんな光景が大切にされるよう、「脱原発」に政治生命をかける政治家はいないものだろうか。
 菅直人が恐怖した放射能による首都疎開の可能性は幻想だったのだろうか。
 「国民生活第一」の理念は目先の利害に汚染されてしまった。

 いつのまにか、「舞台の上の総選挙」に一喜一憂している間に、「平板な日常」が放射能を隠蔽していく。

 美しい日本の緑を「平板な日常」がじわじわとかすめとっていく。
 そうして、「バーチャルな日常」が市民権を得ていく。
 バーチャルが日本人の大脳を支配しようとしている。
 それは「オーム」ほど派手ではないが、心の内側から潜行していく。
 
 雨と静かに合唱する緑。
 それだけはいつまでもさわやかだった。
 
コメント
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