山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山里の田園を借景に、6月の尾上ガーデン2

2012-06-25 20:09:08 | 植物
 イネの緑がいのちの輝きを増しているとき、6月の尾上ガーデンはポツリポツリと花を咲かせている。
 欧米から来た園芸植物かと思うほどの鮮やかな「マツモトセンノウ」(ナデシコ科)。
 京都嵯峨の仙翁寺で発見された「センノウ」の仲間だ。
 しかも、花が松本幸四郎の紋所に似ているところから「マツモト」の名前がついたという。
 いかにも、由緒ある花だ。
 しかし、レッドデータブックに載る危急植物に指定されている。

      
 よく道端で見かけるのは八重の「ヤブカンゾウ」だが、これは一重の「ノカンゾウ」(ユリ科)。
 若い葉や蕾は山菜として食用になる。

               
 5月から咲き始めている「ミヤコワスレ」(キク科)。
 花色に白・青・紫青・ピンクがあり、園内のあちこちで確認できる。
 承久の乱で佐渡に流された順徳天皇の境遇に因んだネーミング。


庭の中央にある池の中には「コウホネ」(スイレン科)の金色の花が鮮やかだ。
 根茎が人間の背骨に似ているところから、川底に横たわる「河骨」、つまり「コウホネ」と命名されたらしい。

         
 最近公園や庭先でよく見かける「ヘメロ・カリス」(ユリ科)。
 日本のユウスゲやカンゾウが欧米で改良され逆輸入されたもの。
 「ヘメロ」は「一日」、「カリス」は「美しい」の意味。
 花は一日で終わるが次々出てきて、ひと月以上も続くので人気がある。

 過疎地の田園にしっとり溶け込んだ尾上ガーデンはもう個人の庭を越えて地域の財産になっている。

終日雨模様の一日。
 キュウリの苗をやっとすべて植えつけ完了。
 トマトに追肥をやっと実施。
 草刈する暇がない。

                             

   
コメント (2)
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