このところ、ユニークな蛾と会うことが多くなった。
夕方、郵便ポストにモダンな蛾が待っていた。
これが本当のポストモダン!?なんちゃって!
まるでポストの錆が移ってしまったのか、キャラメルソースを垂らしてしまったのか、モダニズムの画家が絵の具を垂らしたのか、そんな幻想をかもしだす蛾だ。
調べてみると、「モン・ウスギヌ・カギバ」(カギバガ科)という優麗な蛾だった。
地面を見たら「ホタルガ」みたいな蛾がゆったり歩いていた。
白い線がないので同定できなかったが、「クビワ・ウスグロ・ホソバ」(ヒトリガ科)という蛾だった。
「ヒトリ」とは淋しい蛾だなと思ったが、漢字で書くと「火取蛾」「火盗蛾」と書くそうだ。
焚き火に群がり飛び込んでしまうほどらしい。
ここから「飛んで火に入る夏の虫」という言葉が生まれる。
蛾が火に飛び込む情念を描いた画家、速水御舟の絵は鬼気迫る傑作だ。
ハチのような黄・黒の派手な蛾がいた。
こりゃ「カノコガ」かなと思ったが、「キハダカノコ」(カノコガ科)というのだそうだ。
体が黄・黒のツ-トンカラーが特徴で、蜜を吸う。
蝶の種類より圧倒的に多い蛾なのに、ハンディな図鑑がない。
蝶より、形といい、模様といい、生態といい、じつに多様だ。
「蛾を愛でる姫」ならぬ、蛾の再評価が必要だと思わずにはおれない。
夕方、郵便ポストにモダンな蛾が待っていた。
これが本当のポストモダン!?なんちゃって!
まるでポストの錆が移ってしまったのか、キャラメルソースを垂らしてしまったのか、モダニズムの画家が絵の具を垂らしたのか、そんな幻想をかもしだす蛾だ。
調べてみると、「モン・ウスギヌ・カギバ」(カギバガ科)という優麗な蛾だった。
地面を見たら「ホタルガ」みたいな蛾がゆったり歩いていた。
白い線がないので同定できなかったが、「クビワ・ウスグロ・ホソバ」(ヒトリガ科)という蛾だった。
「ヒトリ」とは淋しい蛾だなと思ったが、漢字で書くと「火取蛾」「火盗蛾」と書くそうだ。
焚き火に群がり飛び込んでしまうほどらしい。
ここから「飛んで火に入る夏の虫」という言葉が生まれる。
蛾が火に飛び込む情念を描いた画家、速水御舟の絵は鬼気迫る傑作だ。
ハチのような黄・黒の派手な蛾がいた。
こりゃ「カノコガ」かなと思ったが、「キハダカノコ」(カノコガ科)というのだそうだ。
体が黄・黒のツ-トンカラーが特徴で、蜜を吸う。
蝶の種類より圧倒的に多い蛾なのに、ハンディな図鑑がない。
蝶より、形といい、模様といい、生態といい、じつに多様だ。
「蛾を愛でる姫」ならぬ、蛾の再評価が必要だと思わずにはおれない。