きょうから3日間、「春野人めぐり」というイベントが開催される。
その会場の一つである尾上ガーデンの応援に出かけた。
絶滅が心配されている「カワラナデシコ」が最初に迎えてくれたが、園芸種かどうかわからない。
梅の花に似ているという「バイカウツギ」(ユキノシタ科)のシンプルな白花に心が動いた。
葉がやや小さい「ヤマアジサイ」が多く植えられていた。
汗をかいて山道を歩いているとき、これに出会うとホッとする。
シーボルトが世界に紹介した「ガクアジサイ」。
これを改良したいわゆるアジサイは、「西洋アジサイ」なのだ。
つまり、逆輸入だったわけだ。
庭の隅にポツンと「ムラサキセンダイハギ」(マメ科)が咲いていた。
植えつけた気配がない。
近隣から約40人の人が訪れたようだ。
対応がおおわらわの一日だった。
ひと月前の春爛漫の風景とずいぶん選手交代の山野草ガーデンだった。
中山間地にこのような場所があるのはとても貴重である。