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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

過疎の里山にフォルクローレが響く

2013-11-09 21:15:51 | 市民活動・まち育て
 ひとりの女性の願いが実現していく。
 名所旧跡がほとんどないこの限界集落スレスレの里山でコンサートが開かれた。
 しかもそれが山野草が咲き乱れる個人の庭が会場だ。
 同じ敷地にある工場で働くおばさんたちの協力も大きい。

     
 おにぎりを包んだ竹の皮はすぐ近くの竹林で集めたものだ。
 それを包む作業もチームワークでやり遂げた。
 ヤマメの甘露煮を置くシートの熊笹も近隣から採集されたものだ。

              
 民衆の喜怒哀楽がこめられたフォルクローレが里山の空間に滲みていく。
 この空間を共有している参加者の心にも滲みていく。
 ひとりの女性が込めた願いを助っ人の「応援団」が支える。

                    
 ズタズタにされた田舎と心の過疎に緩やかな人間のネットワークがつながる。
 この地で生きることを決意した若者とその幼児もその輪のなかでつながる。

 マスコミにはのらないが、ささやかなムーブメントが静かに明日に向かおうとしている。

    
 里山はそんな潤いのあるつながりの絶好のスタジオとなっている。
 効率と速さが跋扈している日本にも、この穏やかなスローがカッコいいではないか。     
コメント (3)
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