山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

アナログな手紙で人生を変える雑貨店

2017-09-28 19:04:42 | アート・文化

 雨の中、いつものように映画館に向かう。

 東野圭吾(ヒガシノケイゴ)原作の映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(廣木隆一監督)を観るためだ。「Hey!Say!JUMP」の山田涼介演じる不良グループが隠れた空き家は、かつて「悩み相談所」をやっていた雑貨店だった。

 そこに手紙を投函すると店主(西田敏行)からの返事があるというアナログ世界があった。そこには切ない人生が充満されている。

 ストーリーの突然の展開や魚屋ミュージシャンの未熟さが気になったが、映画全体に流れる「REBORN」=再生、という希望が包まれている。

 

            

 映画に出てくる「REBORN」の歌が最後の山下達郎の歌でメッセージとして締めくくられる。

 ひと夜だけのセットだが昭和レトロな店と商店街が現地の豊後高田市の協力でうまく作られている。

 

 圧倒的な存在感のある西田敏行の好演。

 名無しの権兵衛さんの「白紙の手紙」の意味がやっと伝わってくる。

 つまり、白紙の設計図しか持っていない若者たちそしてわれわれは、そこにこれからの自分自身を描いていける人生があるということを示唆している。

 

            

 読みたい本がそれこそ山積だが、原作をぜひ読みたい、と思った。

 自分で選択して自分を作っていく人生を歩いていく、これだね。

 民進党も社会党と同じ運命になりそうだが、要するに自民党が二つできたということだ。

 「しがらみのある人」の寄せ集めを次のステージにいかに高められるか、小池さんらの「白紙の手紙」にどんな設計図を描けられるか、そこに日本の未来がかかっている。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする