きょうは雲一つない紺碧の空が続いた。
といっても、日々刻々と変化するのもこの秋だ。
5分もすれば雲の形がいつの間にか変化し流転していく。
農的生活には空を見上げるのは自然の行為だ。
しばらく眺めているとストレスが少なくなっているのに気づく。
毎日空を見上げていても同じ形の雲は見ることはない。
しかもそこには山があり森があり植物が見えてくる。
よく見るとそこには昆虫や爬虫類などの生き物の小宇宙がある。
サラリーマンをしているときはとてもこれらを見る余裕すらなかった。
日本の労働はなんと貧しい世界に貶められているのだろうか。
働くこと、生きること、希望が持てること、これらを一体的に感じられることが大切だ。思春期から50歳までの間に1年間農業に従事する法律を提案したいものだ。
土の育む生命力に、つまり雑草のたくましさにも追われている現在に、汗を流す毎日でもある。そんななかに空と雲、さらには風が快い隙間を与えてくれる。
それこそ風雲急を告げる総選挙となったいま、議員も国民もオイラもどういう落とし前をつけるのかが問われる。
安倍総理は「ブームからは希望は生まれない」と渋谷で的確な演説をした。
しかし同時に、既成の組織やそこにいる人間は硬直化し腐敗していくのは歴史の常道でもある。
柔軟にしてブレない政治を実現するには、長い目で見れば政党ではなく政治家の人間性・識見が結果的にボディーブローとなっていく気がしてならない。