一昨日の大雨は春をぐーんと引き寄せた慈雨でもある。裏の畑の小梅の花がいつの間にか咲いていたのだ。時間は確かに刻まれているのだ。ついつい、きょうもきのうも同じように見えた環境も実は刻々と時間は動いていたのだ。
放置されていた小梅もいつの間にか大きくなって手が届かないくらい高くなってしまった。強剪定するにしても足場がかなり悪いので、つい手が付けられなかったのだ。それでも、この花のおかげで春がいよいよ来ていることを告げてくれたのだ。ウグイス嬢はまだ来ていないが美しい声を聞くのもこれからの楽しみの一つだ。
その傍らのほだ木には、冬の寒さを耐えたシイタケが慈雨とともに次々膨らんできた。晴天続きだとなかなか大きくはならない。越冬した野菜やシイタケは味の深み・甘さが違う。それを楽しめる季節がいよいよ開幕する。思う通りに動かなくなった老体だが、元気のパワーを浴びるとしよう。