雨で畑作業ができないので映画館に直行。魔夜峰夫(マヤミネオ)原作のギャグマンガを実写化した武内英樹監督の「翔んで埼玉」を観る。主役はアーティストのGACKT(ガクト)と二階堂ふみ。そこに、伊勢谷友介・中尾彬・麿赤兒・京本政樹などの個性派俳優が固める。
埼玉県民は東京から差別され「通行手形」なしには東京には行けなかったほど迫害されていた。それを「埼玉解放戦線」を中心に主人公らが革命に立ち上がるというまさに荒唐無稽の物語だ。(画像は映画.comから)
埼玉の自虐ネタが続々と出てくる。エンディングソングで歌う「はなわ」の「埼玉県民のうた」の歌詞は見事。海・空港・名所・郷土愛がないと歌い、「住みにくい県」第一位が6年連続だったという。しかし、底流には埼玉愛がじわじわとあふれてくる。映像のあちこちには埼玉県民ならではのちょっとしたスポットが出てくるのも見どころだ。
武内英樹監督の代表作「テルマエ・ロマエ」のウィットに富む切り口の見事さにも定評があったが、今回はそれを上回るバカバカしさに徹していた。その軽妙さのなかに反骨精神のような心意気が座っているのを垣間見る。
埼玉県民は東京から差別され「通行手形」なしには東京には行けなかったほど迫害されていた。それを「埼玉解放戦線」を中心に主人公らが革命に立ち上がるというまさに荒唐無稽の物語だ。(画像は映画.comから)
埼玉の自虐ネタが続々と出てくる。エンディングソングで歌う「はなわ」の「埼玉県民のうた」の歌詞は見事。海・空港・名所・郷土愛がないと歌い、「住みにくい県」第一位が6年連続だったという。しかし、底流には埼玉愛がじわじわとあふれてくる。映像のあちこちには埼玉県民ならではのちょっとしたスポットが出てくるのも見どころだ。
武内英樹監督の代表作「テルマエ・ロマエ」のウィットに富む切り口の見事さにも定評があったが、今回はそれを上回るバカバカしさに徹していた。その軽妙さのなかに反骨精神のような心意気が座っているのを垣間見る。