山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

国道沿いはウワミズザクラとアオダモが満開

2019-04-25 21:00:15 | 植物
 国道沿いのピンクの自生の桜は見られなくなったが、白い花がささやかに咲いている。花はブラシのような総状花序がハッキリ見て取れる。その形はなかなか見慣れた桜の花びらと全く違うがそれを愛でる人がいないのが残念。

          
 ウワミズザクラ(上溝桜)は、板に溝を掘って占いに利用されたことからこの名前がついたと、犬の散歩をしていた近所の人が教えてくれた。博学な茶農家のホープだ。どうもオイラは「ウワ<ズミ>ザクラ」と発音してしまう癖が治らない。
 天皇が即位して最初の儀式の新嘗祭のときにこの木(ハハコ)を使うというがどのように利用するのかはわからない。まさか占いをやるんではないかー。神道関係者はこのときとばかり天皇を利用しているように思えてならない。戦前回帰の国家神道復活戦略か、神道存在の誇示CMか。天皇が象徴であるなら、どこの宗教からも独立するか、アニミズムにするか、どちらかにするべきではないか。



         
 それはさておき、国道沿いにはもう一つの白い花が目立つ。最初はイヌザクラかなと思い込んでいたが花の形がどうも違う。樹木が高い所にあるので十分同定できないが、「アオダモ」(モクセイ科)の仲間のようだ。

         
 枝先に花ができるのが特徴だ。また、切り枝を水に浸けると水が青みがかるのでこの名前がつく。材が硬く粘りがあるので、スポーツのバットやラケットに利用されるので有名。林縁の木陰でさりげなくも目立たない存在だが、じっくり眺めると素敵な樹木だ。これも自生種であるのが素晴らしい。個人の庭先には「関山」だろうか、八重咲の絢爛豪華な紅色の桜が咲き誇っている。
コメント
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