山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ほだ木降ろしを手伝う

2019-04-14 19:37:14 | 屋外作業
 すぐ隣で作業していたMさんが伐ったシイタケのほだ木を山から降ろすのを手伝う。ほだ木の下側から降ろすのは危険なのは言うまでもない。ほだ木の上側から下に向けて1本ずつ降ろしていく。太い木は木を抱くようにして持ち上げないと腰を痛める。作業は簡単に見えるが危険が伴う。下に落としたつもりが想定外の足のすぐそばに落ちた。危うく足の指をつぶすところだった。

           
 上側にあったほだ木はかなりなくなってきた。土や枯葉に埋まってしまったほだ木は手では起こさないので、「とび口」を打って引きずり出す。「とび口」の使い方もうまくいけば小さな力で大きな木を運べるが、経験不足でまだ要領を得ない。


                     
 「とび口」は、農機具倉庫の奥に眠っていたので出番を喜んでいたようだった。というのも3年前だったか、引っ越していくという大きな農家からいただいてきたものだった。昔はいかだで木材を運んだときは活躍したものだ。


 ほだ木は下側にずいぶん溜まってきた。しかし下から見るとそうとは見えないのが不思議だ。汗がびっしょりの重労働なので2時間ほどでやめることにする。林業の大変さをあらためて実感するとともに、原木シイタケ栽培の過酷さをもっと認識しなければならないと痛感する。


           
 日本の生シイタケ生産量は1994年の原木栽培が74%だったものが、2013年には菌床栽培のほうが89%と逆転する。味は原木栽培のほうがコクと食感がいい。しかし、高齢化と価格の面で原木シイタケ栽培は絶滅危惧種になりつつある。Mさんの息子も都会で働いていている。
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