ここ数年、体調がおもわしくなかった和宮様は、春の訪れとともにワラビやゼンマイの山菜の勢いにほだされて、ついにゼンマイ病を発症してしまった。急な道草山の斜面を這いつくばり粋のいいゼンマイに手を出すのだった。

炬燵にあたりながらゼンマイのワタを取り除き、食べる本体部分が並べられる。その作業を続けていくと手が黒ずんでしまう。これは今の若い女性からは敬遠される作業だ。次に、釜にたっぷりのお湯に投入する。


茹で上がったゼンマイを天日干しする。茣蓙に一本づつ並べていく。風で飛ばされないよう茣蓙の周りに重しをしておく。1時間ほど干したらゼンマイを揉んでいく。この地道な作業の繰り返しが旨みを誘う。糸のようにカラカラにするため、天気が悪いと炬燵や乾燥機で仕上げにする。ゼンマイ病にかかると一心不乱にこの作業工程に入り込み、さらにゼンマイの収穫をもっとあげようと危険な山に入りこむ。

炬燵にあたりながらゼンマイのワタを取り除き、食べる本体部分が並べられる。その作業を続けていくと手が黒ずんでしまう。これは今の若い女性からは敬遠される作業だ。次に、釜にたっぷりのお湯に投入する。


茹で上がったゼンマイを天日干しする。茣蓙に一本づつ並べていく。風で飛ばされないよう茣蓙の周りに重しをしておく。1時間ほど干したらゼンマイを揉んでいく。この地道な作業の繰り返しが旨みを誘う。糸のようにカラカラにするため、天気が悪いと炬燵や乾燥機で仕上げにする。ゼンマイ病にかかると一心不乱にこの作業工程に入り込み、さらにゼンマイの収穫をもっとあげようと危険な山に入りこむ。