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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

まちおこしはアーティスト! 見付文化展 3

2011-04-20 18:25:43 | アート・文化
横浜から縁あってこの文化展に参加した書家、山本芙美さんの言葉は圧巻だった。

 「道、いつもと違う道を歩く」
 迷宮から脱出しようとする発想の展開に希望がある。
 「 空気と光と友人の愛、これだけ残っていれば、気を落とすことはない」
 絶望の淵でそぎ落としてたどりついた確かなものの確認に、ホッとする。



 「木は叫ばない、木はさやぐだけ、風に」
 木や森から学ぶ視座に東洋思想の深さを感じ入る。達観してしまった山本さんの現在には、ここに至る人生の葛藤と希望の相克を感じる。



 「どうにもならないことは、忘れたほうがしあわせ」
 ドイツのことわざということだ。
 
 山本さんが直面した現実はどういうものかはわからないが、絶望の底にほの見えた光を大切にする前向きさが素敵だ。 山本さんから、東北大地震で津波に流されながらも生存してなお、前に向かおうとする被災者の人間の可能性と同じものを発見する。
 両者はつながっているのである。 山本さんにとっての大津波は、作品の糧になっている。
 すごい。
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UFOか、虹か、降臨してきた!

2011-04-19 19:32:29 | 風景
 晴れているかと安心していたら、雨がザッとやってきたり、なかなか読めない一日だった。 この雨を待っていたかのように、道草山の山菜はグイーンと伸びてきた。 そんなひとときの夕方、七色のトームが降臨した。



和宮様が「外を見よ!」と叫んだので、脱兎の如く外を見たら、虹が山の内側にあるではないか。 しばらく見ていると、虹はやまのかなたに移動していったのがわかった。 画像では見にくいが、二重の虹だった。

 これだけ見事な虹は都会ではむずかしいだろうなー、いいものをみせてもらった。 そうして、山菜づくしの夕飯にありついたのだった。 めでたし、めでたし。 あしたも、いいことありますように。 合掌。
              
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まちおこしはアーティスト! 見付文化展 2

2011-04-18 20:40:22 | アート・文化
磐田市見付の文化展には、高校生も参加しているようだ。 なかなかセンスの良い絵があった。 まちおこしに高校生が参加することの意味は大きい。

    

           

 和宮様がしきりに作りたいという「ひなのつるし人形」。 手間が大変そうだ。 しかし、作る側のロマンを感じることができる。 端切れ布の伝統的なエコアートでもある。

                    

 柿渋の伝統的な民具には味わいがある。 誰が最初に考えたのだろうか。 モノの可能性をとことん活用する人間の探求力が素晴らしい。 その好奇心が民具にこめられているから魅力があるんだなー。   
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まちおこしはアーティスト! 見付文化展

2011-04-17 21:32:42 | アート・文化
 昨日、東海道宿場だった磐田市見付のまち文化展を見に行った。 町並みには往時の宿場町らしい痕跡が残されていた。 しかし、横須賀の文化展に比べて主体者側の発信するパワーがいまひとつの印象を受けた。 というより、商売・仕事のかたわら、せいいっぱい準備に追われてきょうを迎えたということだろう。

         

                  

 最初に見た絵手紙のコーナーには、絵を描くゆとり・遊びの心が伝わってきた。 これからの日本を元気にするのは、こうした自然体の向かい方にあるのにちがいない。 それは、東北大地震の被害を受けながらも暴動を起こすことなく現実の修羅を受け入れていく姿勢と同じものかもしれない。

 こうしたアーティストたちとプランナーとがつながると、まちはさわやかな風が吹き始める。 その風を生かすのはそこに住む住民とパワフルな変革者である。
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道草山に山菜がつぎつぎ登場!

2011-04-16 19:53:22 | 食彩・山菜・きのこ


 先日終日降った雨のせいか、わが道草山にも山菜がニョキニョキ出始めてきた。 
 山のアスパラと言われる「シオデ」。「待っていたよー。」 ただし、食べるには量が不足。 今月下旬からがいいかも。

 よく庭に植わっている「オオバギボウシ」も出てきた。 やはり、食べるにはまだ量が足らない。 この白い根元に甘味があるのだ。 地元の人はほとんど食べないようだ。

ゼンマイ患者の和宮様はきょうも道草山へ「行幸」。 篭いっぱいにゼンマイを憑かれたように収穫。 病は重症のようである。

 

                      

                 
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ついにゼンマイ病に感染!?

2011-04-15 18:05:25 | 食彩・山菜・きのこ
 
 本来なら「都」に帰るはずだった和宮様がついに「ゼンマイ病」に罹ってしまった。 週末に帰京する予定だったのに、道草山に雨後のタケノコのようにゼンマイが突然伸び始めたのだった。

             

 「ゼンマイ」病の発症例は、ゼンマイと見るやすぐ手がでること、綿毛をコツコツ採り続けること、ゼンマイに灰をまぶし熱湯をかけて灰汁抜きすること、それを何回も天日に干すこと、以上の作業が止まらないのである。

                    

 今回は、男ゼンマイと女ゼンマイにわけて、味を試そうとしている。 胞子を出す「男ゼンマイは採るな」という教えがあるらしいが、その意味を探ろうというものだ。
 和宮様のゼンマイ病はかなり重症である。 しばらく「都」行きはお預けだ。
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ヨモギ大福に挑戦!

2011-04-14 22:09:11 | 食彩・山菜・きのこ
 春の到来とともにわが荒地には「ヨモギ」がはびこります。 「ちょうどいい頃だわ」と、和宮様は昨日せっせとヨモギ摘みに精を出します。 へたすると暗くなるまで収穫する勢いでした。 そして、夜遅くまでヨモギの芯をとる作業を貫徹。
 
             

 そしてきょう、そのヨモギを茹でて、餡子を用意して、「ヨモギ大福」をつくろうというものです。

                     

 いただいた「餅つき機」を初めて使ってみました。 小さな翼の回転であれよというまに餅のできあがり。 餅を整えて餡を真ん中にすえて、「ヨモギ大福」の出来上がり。 ついつい4個も食べてしまい、夕飯がいらないくらい。ごちそうさまでした。  感謝!
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ベニシジミが肩に止まっているぞ!

2011-04-13 20:30:48 | 生き物
 野田秀樹のとある演劇のオープニング。「ベニシジミが肩に止まっているぞ!」という台詞があったらしい。 でも、ベニシジミはやはり野原で低空飛行を続けているのが常だ。 その忙しさは、だからなかなか被写体になってくれない。

          

 春型のベニシジミは、明るい赤褐色が目立つ。 秋型は黒っぽい。 それほどにファッションに気を使うベニちゃんである。 小柄ながら、自己主張をしっかり掲げその存在感をアッピールする姿が素晴らしい。
 きょうも食草のスイバを探しにお散歩に余念がない。
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道草山でスミレ群落を発見

2011-04-12 23:54:56 | 植物
 

 たくさんではないけれど、道草山でスミレの群落発見。
 よく見たら、いわゆる「スミレ」ではなかった。
 葉は、ハート型ではあるが長細い。 花は、紫ではなく白っぽい。 

                

 へたの色が薄い褐色。
 どうもこれらの特徴から、「ナガバノスミレサイシン」らしい。
 「サイシン」とは、カンアオイの仲間で、漢字では「細辛」と書き、根っこを舐めると辛いというところからついた名前だそうだ。さらに、その葉はハート型で、「スミレサイシン」の分布は日本海側が多い。

 葉の長い「ナガバノスミレサイシン」の分布は太平洋側に見られるという。 うまく住み分けたもんだ。 花が咲く頃は、葉はまだ幼い。わが道草山では20近くしか確認できなかったが、これだけの群落を見たのは初めてだ。 
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感動の余韻がさめないコンサート

2011-04-11 18:14:47 | 行事
 コンサートが終わって二日目というのにまだその余韻が醒めない。 応援というピュアな接点だけで動いてきたスタッフだ。 無事終わってホッとひといき。 野外から室内へとめまぐるしく条件が変わったにもかかわらず、大きな混乱もなかった。 川崎からはるばる来た助っ人もその躍動を持ち帰ってくれたようである。

     

 雨にもかかわらず90名近くの参加者があり、「受付」も「売店」もにぎやかだった。

            

 当日いちばん忙しかった厨房スタッフは、さすが鍛え抜かれた主婦パワーが炸裂。味も盛り付けも好評だった。

                   
                     
 しらいみちよさんのサクラの「植樹」も実現。 カメラマンの注文がうるさくて?やらせ写真を強要する場面もあったようだ。 すでにNPO法人「雲を耕す会」のメンバーを中心に数十本のサクラを数日かけてみっちゃんの山に植樹してある。
          
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