山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

コンサートがつなぐ森とまちの輪

2013-11-10 19:42:37 | 出会い・近隣
 昨日のコンサートは少ないスタッフの割にはスムーズに進行していった。
 街なかから参加したmomoちゃんから自作の「ナタマメ」等をプレゼントされた。
 初めて手に取る熱帯産らしい頑丈な「ナタマメ」。
 またまたありがたい。来年は是非植えつけてみたい。

                      
 雨の日のきょう、来月の「森林散策会」の下見を近くの地滑り現場でコースを検討していた。
 そこでなんと、現場近くの畑で「ナタマメ」を発見。
 momoちゃんの思いがここでもつながったことに驚嘆する。

   
 オイラは「応援団」の直営売店を担当したが、品数も多く休む暇もなくバタバタだった。
 おかげでフォルクローレをじっくり聞くことはできなかった。

 しかし、そこにmomoちゃんをはじめとする多くの方が来訪してくれて楽しく運営できたことがなによりだった。
 春野産無農薬野菜も人気があり、ヤマメの甘露煮・本田屋の羊羹・杉本さんの手づくりパンは完売した。

                     
 とりわけツガル博士が持ってきた「ベビーマラカスの実」も人気で、音を出してみたり、質問攻めにあったりもした。

              
 来場者の多くは都会から来た人が大半で、逆に地元の人の参加が少ないことが課題でもあった。
 帰り際、「また来ますよー」と言ってくれる人が多かったのが印象的だった。 
     
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過疎の里山にフォルクローレが響く

2013-11-09 21:15:51 | 市民活動・まち育て
 ひとりの女性の願いが実現していく。
 名所旧跡がほとんどないこの限界集落スレスレの里山でコンサートが開かれた。
 しかもそれが山野草が咲き乱れる個人の庭が会場だ。
 同じ敷地にある工場で働くおばさんたちの協力も大きい。

     
 おにぎりを包んだ竹の皮はすぐ近くの竹林で集めたものだ。
 それを包む作業もチームワークでやり遂げた。
 ヤマメの甘露煮を置くシートの熊笹も近隣から採集されたものだ。

              
 民衆の喜怒哀楽がこめられたフォルクローレが里山の空間に滲みていく。
 この空間を共有している参加者の心にも滲みていく。
 ひとりの女性が込めた願いを助っ人の「応援団」が支える。

                    
 ズタズタにされた田舎と心の過疎に緩やかな人間のネットワークがつながる。
 この地で生きることを決意した若者とその幼児もその輪のなかでつながる。

 マスコミにはのらないが、ささやかなムーブメントが静かに明日に向かおうとしている。

    
 里山はそんな潤いのあるつながりの絶好のスタジオとなっている。
 効率と速さが跋扈している日本にも、この穏やかなスローがカッコいいではないか。     
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秋の里山コンサート準備完了!!

2013-11-08 21:13:37 | 市民活動・まち育て
 雨が心配された明日の里山コンサートの準備が着々と進んでいる。
 重機を使いながら重い一枚板の机・イスが設置される。
 地域の重鎮尾上邸の庭で恒例のコンサートが、「応援団」の手慣れた作業によって準備されている。

                         
     
 「マダケの皮」はおにぎりを包むもの。
 「ハラン」の葉は、おやつの和菓子の皿になる。
 「クマザサ」は、ヤマメの甘露煮の皿になる。
 その材料の全てが地元で採集される。
 作業としてはそれをきれいに拭いていくことにある。

                   
 地元特産品の売店用のテント2張が用意される。
 少ない「高齢」スタッフおじさんたちがハーハー言いながら肉体を鞭打つ。
 団塊世代前後のおじさんたちらはやっぱりエライ。

       
                         
 むかし娘だった人らも調理部門でコツコツ明日の仕込みに励んでいる。
 木目の素敵な杉板はお盆代わりのお皿で、それもきれいにしている。
 「お・も・て・な・し」は、人の手がけっこうかかるものだ。

                
 舞台は、集めてきた紅葉の枯葉を撒いていく。
 背景の紅葉がいまひとつだが、青空とのコントラストが映える。

 過疎地での自前のコンサートに100人を越える人が明日参集する。
 
 
     
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地滑り工事はロボットがやる??

2013-11-07 20:52:56 | 風景
 地滑り現場の修復には3年はかかるそうだ。
 いつ見てもこの光景は迫力がある。
 自然のなせる脅威に対して人間も果敢に対処している。

                        
 崖のすぐ下で工事をしている光景を見て、「命がけの作業なんだなー」と感心していた。
 そのときのことだ。
 近くの看板を見たら、これは無人のクレーン重機を使って施工しているのが初めてわかった。

       
 遠隔操作による建設機械を導入は昭和44年(1969年)の「水中ブルドーザー」から始まるらしい。
 
                    
 現場の少し下流では本流を迂回するための工事が始まっているが、前回の台風の大雨で迂回したほうの川の水位が高くなって、近所の人が避難したらしい。

   
 コンクリートの塊さえも押し流してしまう川のパワーは本当に想像を絶する脅威がある。
 日本は都会でも山地でも、つまりどこでも自然災害に遭遇する危険性がある空間に生存しているということだ。

 その意味で、日本は人間と自然との緊張と共生とからなりたっている。
 そこから哲学や宗教が生まれ、技術や文学が生まれる。
 日本はそうした自然との関係を世界に発信する地点にいる。
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道路際にカラカサタケ、わが家にはムキタケ

2013-11-06 20:08:40 | 食彩・山菜・きのこ
 国道を車で走っていく。
 今の季節はもちろんきのこに注意して運転する。
 今年は今までには発見されなかった数箇所から「カラカサタケ」が見られた。

  
 傘を上から見ると中心が盛り上がっている。
 傘の表面にアバタのように褐色の鱗片がついているのが特徴だ。
 白色の肉はフライにして食べると高級料理となる。
 今年は忙しくて料理する時間がなかなか取れない。

                     
 カラカサタケの柄にはリングがある。
 これが上下に動くのが面白い。
 他のキノコにはこうしたリングはない。

    
                      
 わが家ではほだ木に「ムキタケ」が出てきた。
 つるりとした食感がうまい。
 昨日はラーメンの具材として利用する。
 毒キノコの「ツキヨタケ」にそっくりなので森の中では注意が必要だ。

 和宮様は「きのこ狩りに行きたい」と禁断症状が出てきている。
 
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ナメコ・キウイフルーツを収穫ルンルンルン

2013-11-05 21:06:41 | 食彩・山菜・きのこ
 いつのまにかナメコがびっしりほだ木に発生していた。
 北側の廊下から道草山のナメコがしっかり見えた。
 この滑りが見事だ。

                         
 夕飯はさっそくナメコ汁とナメコの大根和えとなる。
 ちょうど食べごろのナメコだった。
 主食は焚き火にダッチオーブンを突っ込んで焼いた安納芋の焼き芋だ。

        
 とはいえ、ナメコは1本のほだ木しかでていない。
 あとはどうやら失敗のようだ。
 ナメコが育ちやすい環境を管理していくのはむずかしい。

                
 午後からキウイフルーツの収穫となる。
 今年のキウイはズッシリとした優れもの。
 これなら市場に出しても遜色ない。

 ジャングル状態から強剪定をしながらやっとここまできた。
 ただし、キクラゲが発生するほどの古木がまだあるので、冬は大胆な剪定がまた必要のようだ。

 どちらにせよ、収穫の秋は嬉しいものだ。
 
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祭礼をまちづくりパワーに転化せよ!

2013-11-04 10:32:49 | 出会い・近隣
いろいろな地域の祭礼を見て思う。
 祭りのパワーがもっとまちづくりに転化できないものだろうか。
 まつりだけに燃え尽きてしまうのだろうか。
 もったいない。

                         
 わが地域の祭礼だけでもまる三日間は消費される。
 サラリーマンはとてもこれだけの休みは取れない。
 子どもさえも模擬店や踊りの相談や練習日をきめるのがむずかしい。

      
 この廃校でのこどもまつりは、まつりのテーマがある。
 「江戸に学ぶー譲り合い・助け合い・お互いざま」だ。
 会場の所々に江戸の息吹が散りばめられているところがすごい。

                            
 自然エネルギー100%の江戸は、循環型のエコ社会だ。
 1000人を超えるこのまつり会場にはゴミ箱があまり見当たらない。
 食器のリユースコーナーもある。
 着々と江戸の精神が伝わりつつあるのを感じられるまつりを目撃できたのが快い。

 
 

                        
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地域が育てたまつり、まつりが育てたつながり

2013-11-03 23:47:05 | 行事
 連休は都会の古巣に向かった。
 そこは廃校を住民参画によって地域施設にリニューアルした場だ。
 そこでこどもを中心としたまつりが行われていた。

                         
      
 おとなの店もあるが忙しい子ども自身の店も運営されている。
 輪ゴム鉄砲の店は長蛇の列が続く。
 そうした子どもたちやまつりを支えているのが職員をはじめとする町会・親・青年・高校生らだ。

                     
 体育館ではロボット姿の子どもが案内役を買って出ている。
 そういう子どもの心意気がすばらしい。

  
 元教室では子ども寄席をやっていた。
 小学6年生の落語家は見事な古典落語を演じていた。

 学生・青年のつながりも広がってきた。
 地域が作ったオアシスは子どもや青年たち、さらには幼児をもつ母親たちをも育てている。
 同時に、この行事を支えるマンパワーは、地域を育てているのだ。
 
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速達便でステンレスブラシが届く

2013-11-02 09:41:14 | 特産品・モノ
 先月、隣の師匠といっしょに庭で鹿肉の焼肉をする。
 ニンニクと醤油だけの味付けで食べたところ、じつにおいしかったのだ。
 ただし、わが家の鉄板は厚さが薄かったので、しなってしまい油が均等にいかない。
 そこで師匠は、いまは使っていない丈夫な「鉄板をあげるよ」ということになった。

  
 そして本題だ。
 先日、某航空会社のCEOが遊びに来てくれたとき、師匠からいただいた鉄板をきれいにすることになった。
 しばらく使っていなかった手製の鉄板はサビなどがこびりついていたので、焚き火の上でこそいでみた。
 しかし、角の汚れはとれないでいた。

                  
 その後すぐに、速達便でステンレスの「アイガーブラシ」がCEOから届いたのだった。
 技術と経営と人生に造詣の深いCEOの心配りに感服。

 これはオイラの錆びついた脳髄にブラシで磨きをかけなくちゃね。
 赤貧のわが田舎暮らしを支えてくれる人の存在を改めて思い入る。

        
 そうして、モロヘイヤの残骸の後始末にエンジンをかけることもできた。
 収穫後の作業はついおろそかになりがち。

 これからの冬将軍の到来に縮みがちな心に、暖かな「後方支援」の連続に感謝する日々にいる。
  
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貴重な蚊帳をいただく

2013-11-01 18:59:03 | 特産品・モノ
 ムカデやアシダカグモが出没するわが家は、春から秋はいまだメッシュのテントを室内に配備して睡眠を確保している。
 そう、毎日がキャンプなのだ。
 そんなおり、見るに見かねてか友人がいくつかの蚊帳を届けてくれた。

                       
 きょうは天気がいいので、倉庫に眠っていたという蚊帳を干す。
 じゅうぶん使えそうなのでびっくりする。
 年季の入った蚊帳については、暖簾とかインテリアにも使える。

        
 古民家でテントではやっぱりフィットしません。
 以前使っていたテントは中国製だったので、チャックが壊れたりトラブル続きだった。
 
 やはり、蚊帳でしょ。
 これで寝ながらにしてジャパンを体感することができる。
 ありがたい。
 殺風景だったわが家にも古民家にふさわしい調度が配置される。
  
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