山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

二俣の「蔵シック」を見に行く

2014-04-20 21:08:36 | 市民活動・まち育て
 天竜の要衝「二俣」クローバー通り商店街活性化の「蔵シック」イベントに行く。
 あいにく、どんよりした天気と学校行事とかちあって、お客はまばらだった。

 二俣地域にならぶ蔵の象徴がこの「ヤマタケ」の蔵だ。
 大正12年(1923年)にたてられた蔵で、材木や繭などを扱っていた商社の名残だ。

  
                       
 メインの蔵に入ってみる。
 天井の梁の太さが半端ではない。
 内部には小さいサイズの畳が敷かれてあったが、それが当時としては珍しいという。

          
 2階の窓から外を見ると広場でフリマ開催の活動が見えた。
 2003年以来、二俣の「おかみさんの会」が春秋に商店街活性化のために開催している。

                   
 手打ち蕎麦を食べて昼食とした。
 商店街の女性パワーに比して男どものパワーはどこにあるのだろうか。
 軽トラック市もお客がまばらで可愛そうなほどだったので、閉店間際ヤマメの塩焼きを買ったら安くしてくれた。

 イベントの運営維持に消耗されて、次の戦略をねらう意志を持つ軍団が必要に思う。
 つまり、黒田官兵衛の存在が欠かせない。
 これは里山をかかえる中山間地にとっても同じことが言える。
 危機意識を楽しく具体化する想像力が試される。

  
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今年初めてのコゴミ収穫

2014-04-19 01:02:34 | 食彩・山菜・きのこ
 原木シイタケのほだ木の影に「コゴミ」の芽が出ていたので、あわててほだ木をずらしてコゴミの成長を待っていた。
 道草山のコゴミは日陰のせいか成長も増殖もみられないが、ここ裏庭はコゴミの成長も増殖も確認できる。
 さっそく待ちにまったコゴミのサクッとした食感を楽しむことができた。
 山菜狩りの遠征をしなくても裏山と庭で楽しめる山菜三昧は至福のひと時だ。

                   
 畑の片隅では「ノビル」が伸びていたので、これは鶏肉と一緒にいただく。
 生を味噌とともに食らうのもいいが、炒めたり煮たりするのもよし。

 いよいよ春を食らうときだ。
 ヤマウドは霜で若芽がやられたが、なんとか復活してきたので、まもなく「ヤマウド」が待っているぞ。
 
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ニホンカナヘビが春のごあいさつ

2014-04-18 08:18:32 | 生き物
 畑で穴を掘っていたら蛇穴のようなものがいくつかでてきた。
 きっとそのうちのどこかからか、突然、ニホンカナヘビが出現。
 冬眠を起こしてしまったのだろうか。
 しばらく動かない。

                   
 トカゲの尻尾は体長の半分くらいだが、カナヘビのそれは三分の二もある。
 日本の固有種なので「ニホン」がつき、「カナ(金属)色」をしていて尻尾が長いので「カナヘビ」というわけだ。

 蛇はどうも好きになれないが、カナヘビはかわいいと思う。
 きりりとした顔つきが素敵だ。
 
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ゼンマイに追われる

2014-04-17 08:30:50 | 食彩・山菜・きのこ
 道草山とその周辺にゼンマイが芽吹いてくる。
 和宮様はその声に誘われて山を徘徊する?
その結果、籠いっぱいにゼンマイを収穫してくる。

                    
 
 収穫してすぐに茎と綿毛を分ける。
 綿毛は「ゼンマイ織り」として保温・防水・防虫に良いと珍重されている生地だが、いまでは織る人が殆んどいないので高価な織物だという。

                    
  
 焚き火でお湯を沸かし、その灰とお湯で茎のアクを抜く。
 それから天日干しとなる。
 天日干しが和宮様の日課となる。

 市場の乾燥ゼンマイの多くは中国製だということだ。
 手間のかかる乾燥ゼンマイは日本の貴重な伝統的和食なのだが。                      
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地元でアジサイを道路際に植栽する

2014-04-16 19:40:52 | 出会い・近隣
 先日の日曜日、静岡県グリーンバンクからいただいたアジサイ20本を地元の国道法面に植えつけた。
 作業は地元有志8人が快く引き受けてくれた。
 アジサイが風景に溶け合うのを期待しての植栽だ。

 
 ちょうど、サクラが満開での作業だった。
 ついでに、わが家に増殖していた「アヤメ」をガードレール道路側に移植した。
 ほんとうは法面側に植えつけたかったが、アヤメの花がガードレールで隠れてしまうのがわかった。

                    
 パイプ式のガードレールだと景観に優しいのがわかった。
 地元の人がてきぱき動いてくれたので、午前中いっぱいの予定が1時間ほどですべてが終了できた。

 自分たちの暮らしている地域を自前で快適にしていくという第1歩が始まった。

 

                     

   
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サクラの開花宣言をします

2014-04-15 21:27:43 | 植物
 わが家の小さなサクラがやっと開花した。
 品種は「松月」という八重桜らしい。
 ほんのりとした淡いピンクがジャパンを感じる。
 
                    
 「松月」は荒川の土手堤にあったものが広まったとのこと。
 メシベは葉化して「普賢象」に似ている。
 中央は白っぽく、花びらの先端が淡紅色であるのが気に入っている。
 蕾は濃い紅色なのも美しい。

     
 さっそくバイオトイレに小さな「松月」を飾る。
 東北のようなわが家の開花を見ても、この地は寒さが厳しい中山間地でもある。
 数キロ先の「ソメイヨシノ」はすっかり花を落としている。

 いよいよ、春本番。
 種まきも、ニンジン・スイスチャード・チンゲンサイ・サラダ菜・コマツナ・ルッコラ・ガーデンレタス等を撒いたが、いずれも数年前の残りの種だったので発芽はあまり期待できない。
 在庫一掃の種まきに福よ来たれ!!
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サクラの塩漬けがまた始まった

2014-04-14 21:42:24 | 自然観察
 八重ザクラの花をいただく。
 サクラの塩漬けが食卓を刺激するからだ。
 ただし、手間がかかる。

                       
   
 サクラの軸の根元にある葉やゴミを除去する。
 ちょっとした内職となる。

                    
 それが終わると水洗いする。
 きれいになったら水気を切る。
 量が多いので根気が勝負だ。

  
 サクラと塩でひと晩漬け込む。
 重石をかけると、水分が出てくる。

 塩漬けの花を良く絞ってから、白梅酢をふりかける。
 それに重石を載せてしばらく漬けておく。
 あとの作業としては、もう一度白梅酢をかけて桜色を鮮明にしてから、ザルの上で天日干しをする。

 しかし、ゼンマイ病に罹った和宮様はその作業をする暇がない。
 塩漬けのおにぎりの香りといい味といい、忘れられない。
 
    
 

 

                     
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野草の天ぷらが打ち上げパーティー

2014-04-13 20:55:15 | 市民活動・まち育て
 昨日は「しなんばたコンサート」のご苦労さん会だった。
 コンサート当日は開花が遅れた「ヒガンザクラ」が満開だった。
 みんなで手分けして会場周辺の庭や山で採集した野草で天ぷら料理となる。

                     
 野草は、カラスノエンドウ、ヤマウド、スイバ、ドクダミ。
 樹木の若芽は、タラノメ、レッドロビン。
 花は、サクラ、タンポポ、ツツジ。

 レッドロビンは初めて食べたがややアクがあったが酒飲みには好評だった。
 もちろん、ご飯や焼肉も出たが、胃袋は天ぷらで満腹。

         
 山の竹林はイノシシに荒らされてさんざんだったが、どうにか食べごろのタケノコをゲット。
 皮のまま炭火に投入してスライスして食べると、アクもなく柔らかい旬が舌を刺激する。

 コンサートは150人を越えるものとなったが、この中山間地にこれだけの人数が集まるのは驚異的だ。
その魅力は次の4つに集約される。
 「聴く」/ 里山を借景として演奏を聴く。
 「見る」/ 庭の山野草、満開の桜をいっきに楽しめる
 「食べる」/ 地元産の食材を食べられる。今回初めてのお弁当の食材はスタッフが集めたものが中心。
 「買う」/ ここ数年、地元産のお茶や野菜や加工品を買うのが恒例となった。開演前に三分の二が売れたのも注目したい。
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自生のスミレは長い名前

2014-04-12 20:36:50 | 植物
 わが道草山の日陰には「シロバナナガバノスミレサイシン」という、えらく長い名前のスミレの群落の花が咲いている。
 「ナガバノスミレサイシン」は太平洋側に分布しているが、葉は長細く、花はピンク色をしているそうだ。
 道草山のそれは、白花なので「シロバナ」がつく。

                   
 いっぽう、「スミレサイシン」というスミレは、日本海側に分布する。
 葉はハート型で、根茎をトロロのようにして擦って食べるらしい。
 「サイシン」の漢字は、「細辛」と書く。
 漢方の生薬では、口に含むとピリッと刺激があることからこの名前がある。

    
 2年前に購入した「ベニバナナンザンスミレ」の花が咲いてくれた。
 葉がコスモスのように細いのが特徴だ。
 同じ仲間に「ヒゴスミレ」や「エイザンスミレ」が有名だ。

 去年は1メートルほど上に咲いていた。
 大雨によって土砂の流失の影響による。
 だから、命をリレーすること自体が闘いでもあることを考えさせる。

 したがって、「シロバナナガバノスミレサイシン」が毎年のように群落を作ってくれていること自体がありがたい。
 なるべく、近くを踏まないようにしている。
 
 
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ついにゼンマイ病に罹ってしまった!?

2014-04-11 21:04:47 | 食彩・山菜・きのこ
わが道草山はかつては茶園の草刈り場だった。
 いまでは茶園の草刈り場の生物多様性が注目されているが、現状は草刈り場としては機能していない。
 とはいえ、山菜は豊富となっている。
 例年以上早く、ゼンマイが芽を出してきている。

                       
 和宮様は川崎宿へ帰る予定を返上してゼンマイの収穫と天日干しに余念がない。
 道なき道をかきわけて夢遊病者のようにゼンマイを追う。

 最近ではこの山奥でもゼンマイを収穫する人はいなくなった。
 先日の「しなんばたコンサート」のお弁当には、地元産食材としてここ道草山のゼンマイが提供された。

     
 「ワラビ」は地元でも収穫されたり、食べられたり、無断で収穫されたりがある。
 わが家でも5分もあれば、小さな籠いっぱいとなる。

 きょうも釜いっぱいのゼンマイに焚き火で沸かしたお湯を灰とともに投入。
 しばらくゼンマイ病患者との同棲が続く。
  
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