山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

自生のスミレは長い名前

2014-04-12 20:36:50 | 植物
 わが道草山の日陰には「シロバナナガバノスミレサイシン」という、えらく長い名前のスミレの群落の花が咲いている。
 「ナガバノスミレサイシン」は太平洋側に分布しているが、葉は長細く、花はピンク色をしているそうだ。
 道草山のそれは、白花なので「シロバナ」がつく。

                   
 いっぽう、「スミレサイシン」というスミレは、日本海側に分布する。
 葉はハート型で、根茎をトロロのようにして擦って食べるらしい。
 「サイシン」の漢字は、「細辛」と書く。
 漢方の生薬では、口に含むとピリッと刺激があることからこの名前がある。

    
 2年前に購入した「ベニバナナンザンスミレ」の花が咲いてくれた。
 葉がコスモスのように細いのが特徴だ。
 同じ仲間に「ヒゴスミレ」や「エイザンスミレ」が有名だ。

 去年は1メートルほど上に咲いていた。
 大雨によって土砂の流失の影響による。
 だから、命をリレーすること自体が闘いでもあることを考えさせる。

 したがって、「シロバナナガバノスミレサイシン」が毎年のように群落を作ってくれていること自体がありがたい。
 なるべく、近くを踏まないようにしている。
 
 
コメント (2)
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