山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

国道わきの白い花・青い花

2017-09-20 19:47:59 | 植物

 ときどき運動のため近くの国道を歩いてみる。

 歩くと見えないものが目に留まる。尊敬するジャーナリスト故斉藤茂男が歩いて取材することにこだわったことに納得する。

 ヌスビトハギの薄紫の花があちこち見られる。これは外来植物で繁殖力旺盛な「アレチヌスビトハギ」らしい。

 

                        

 紫の花が道路わきで目立つ「コマツナギ」の名前が浮かばなくて、「馬の…」とばかりつぶやいていたが、散歩が終わるころようやく「コマツナギ」の名前が浮かんだ。

 草本ではなく「木本」であることが信じられない。

 

         

 オイラの少年時代、庭に咲き乱れていた「タマスダレ」を側道で発見。

 花は「玉」、いっぱいある葉は「スダレ」と観る想像力に疑問を持ったが、群落を見ると納得する。庭から飛び出して野生化したものだ。

 

                  

 わが畑にも侵入しているコセンダングサも道路際には多かったが、その中に白い花を持つ「シロバナセンダングサ」をいくつか発見。

 コセンダングサはこういう花びらがない。

 国道は帰化植物の画廊でもある。

 

 

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わけあり畝を掘ったら

2017-09-19 19:02:56 | 農作業・野菜

 以前から石がゴロゴロしていて手を焼いていた畝の黒マルチを剥がそうとした。

 すると、細い大根のようなクズの根っこが出てきた。しかも太いのが5本くらいもあった。

 このあたりのクズ地獄の元凶のような根っ子だった。鎌や鋸で伐り出す。

 

     

 しかも、その横にはホームベースくらいの石や握りこぶしくらいの石群にぶつかる。

 そういえば以前、耕作をあきらめた場所であることを想いだしたが、いずれ排除しなければならないのできょうは掘り出すことにする。

 スコップやツルハシなどを駆使してなんとか掘り上げ成功。

 

                    

天高く、空はすっかり秋となった。

地上でも秋野菜の準備をしているが、想定外の出来事にまたまた追われてしまう。

追われているのはオイラだけでなく、志を失った政治家という背信者もだ。

総選挙にかかる費用は616億円もかかるという。

それを支え続けているのが、やはり忙しい「善良な市民」(忌野清志郎♪)で、またまた間違った選択をしてしまいそうだ。

 

 

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台風一過無事だよー

2017-09-18 19:11:27 | 農作業・野菜

 真夜中は雨が強かったけど、大きな被害なく台風は北海道へ。

 あらためて、屋根があること、壁があることがありがたい。

 青空がまぶしいこと、さわやかな陽射しが肌を指圧してくれたことに感謝。

 

  

 台風被害もエビスグサやヤマウドを倒したくらいで済んだ。

 いつも隣の生活道路が川になってしまうこともなく、胸を撫でおろす。

 

 

             

 晴天にあやかり、ネギを植えることにする。

 道路が見えなくなるほどのススキの一部を刈り取ってネギの畝に漉き込む。

 

                   

 風に乗ってクロアゲハやカラスアゲハが様子を見に来る。

 蚊もやってくるので、腰に着けた簡易蚊取り線香はまだ外せない。

 線香の煙を吸ってしまい咳き込みながらもネギを植え終える。

 

 党利党略の衆議院解散説の陰謀に呆れ果てる。

 世俗に汚れた政治はいつになったら洗濯できるのだろうか。

 

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初めての「エビスグサ」だけど…

2017-09-17 19:09:57 | 農作業・野菜

 台風は深夜に静岡を襲う計画?だそうだ。

 ピーマンや万願寺トウガラシの枝を支柱に括りつけ台風に備える。

 心配なのはハブ茶の原料になる「エビスグサ」が背が高いので、強風で倒れる可能性があることだ。

 初めて栽培したものの勝手がよくわからない。これから豆果ができていくのはわかる。

 

      

 カボチャの茎の剪定をしていたら間違って果実のある枝を伐ってしまった。

 重さも軽いので中身が心配だ。

 きっと、中身は花火なのかもしれない。

 

                 

 今年はナス科の野菜が思わしくなかった。

 毎年ナスは虫や病気にやられたりして、今年も同じだった。

 諦めながらも秋ナスのためにと強剪定をしたら新しいナスが着きはじめた。

 追肥も効いてきた気がする。頼むぜ。

 

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死んだふりのナナフシ

2017-09-16 22:47:22 | 生き物

 草刈りが終わったときのこと、服に付いた葉や小枝をはたいていたら、なかなか落ちない枝があった。

 その小枝を掴んだらなんと動き出した。

                   

 久しぶりの「ナナフシ」だった。

 わかりやすいように板の上に乗せたら、しばらく死んだふりをしていた。

 体をもどすと観念したように歩きだした。(クスッ!)

 

      

 今年のオクラの収穫もあまりよくないが、先週いつもの常連の「フタトガリコヤガ」の幼虫がやってきて葉の上で日光浴していた。

 おかげで葉がばりばり食われている。

 

                 

 夜に「アオドウガネ」らしきコガネムシが飛んできた。

 あまりメタリックな光沢はない。

 アオドウガネは樹液よりは葉を食べるのが好きらしい。

 

 台風前、今回も台所の窓にベニヤを打ちつける。

 また、脇芽で育てているトマトの鉢を倒れないようロープで固定する。

 地球の大逆襲が世界的に始まっている。

      

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天と地と未来へと向かうが

2017-09-15 19:22:55 | 植物

 国道を歩いていたら危うくツタを踏みそうになった。

 よく見ると、地を這うようにツタがガードレールを越えて路上に進出していた。

 

       

 しかも、コンパスを使っているかのように真直ぐに伸びている。

 この生命力はいったい何に向かって伸びているのだろうか。

 

      

 さらには、これから予測される艱難に対処するための寄り合いが始まっていた。

 なにしろ過疎とはいえ天下の国道だから、そこそこ車は通り過ぎる。

 危うい未来が待っている。

 

                  

 国道はやめて杉の樹に登るツタも出始めた。

 未来をしっかり見つめた結果だろうか。

 

 

 「王道楽土」は向うからは来ない。

 未来を探りながら自ら切り拓いていくしかない。

 

 広島を訪れる外国人はアメリカ人が圧倒的に多いという。

 原爆資料館を見学して非核運動を見直していくという。

 ひるがえって、中国の「南京大虐殺記念館」を訪れる日本人はどれだけいるのだろうか。

 早朝、北朝鮮がミサイルを発射したとしてTVのすべての局が報道。

 戦後は本当に戦後を全うしたのだろうか。

 

 

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栗の木の草刈りを始めたら

2017-09-14 21:56:33 | 農作業・野菜

 道草山の栗がちょっぴり落ち始めたので、草刈りを始める。

 例年より3日ほど遅く、落ちる栗の量もかなり少ない。

 先週に竹やイタドリなどの硬い茎を切っておいたので、ナイロンカッターの草刈り機できれいに草刈りができた。

                   

 残りの草刈りは台風一過にしてからにするつもり。

 草刈りの途中で柿の木を発見。

 いつも藪の中にあったので柿の木があることをすっかり忘れていた。

 なんとものんきな話だが、熟成した柿を見た記憶はない。

 今年はぜひ味を確かめたいものだ。         

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キュウリ漬けから叩きキュウリへ

2017-09-13 22:07:26 | 食彩・山菜・きのこ

 キュウリが毎日15本くらいの収穫がやっとというか一桁くらいの収穫になった。

 まるでキュウリが主食のように、毎朝10本くらいのキュウリ漬けを食べていた。

 それが意外に飽きないでバリバリ食べていたのだ。

 

                       

 その漬物が終わるとともに、収穫もやや緩慢になるが、今度は和宮様が叩きキュウリをやり始めた。

 作り方は、ゴマ油・酢・醤油・塩など身近にある調味料を入れながらすりこぎで叩いたキュウリを入れて食べたところ、じつに旨い。あっという間になくなる。

 デカすぎたキュウリは漬物だと大味になるが、叩きキュウリは全く問題なく食べられる。

 

                    

 ときには、シンプルに生でマヨネーズ・梅干し・柚みそで食べてみたら、これも絶品。

 有機野菜作りのせいだろうか、新鮮野菜のせいだろうか、これだけでも十分旨い。

 それはキュウリをあげた友人からも次々同じことを言われた。

 忙しいときには、エスビー食品の「シーズニングミックス」を使えば、キュウリとそれを混ぜるだけで簡単に作れる。

 しばらく、叩きキュウリは食卓の主役となりそうだ。

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「犯人は捕まった。真実は逃げ続けた。」

2017-09-12 19:33:13 | アート・文化

 朝から大雨が襲って、近くの県道が通行止めとなった。

 畑仕事ができないので是枝裕和監督の映画「三度目の殺人」を観に行く。

 前半は坦々としていたが後半からの弁護士(福山雅治)と犯人(役所広司)との接見場面が迫力がある。

 

                

 従来の法廷劇は、真実がだんだんと解明されていくところにサスペンスがあるが、それがますます何が真実かがわからなくなるというストーリーだ。

 そこに是枝監督の非凡な狙いがある。エリート弁護士の上から目線が死刑判決を受ける犯人の人間的な真摯さに翻弄されていく描写が斬新だ。

 

                  

 つい最近、ベネチア国際映画祭でこの映画が金獅子賞を逃したが、欧米人にはこの展開がわかりにくかったのではなかろうか。

 法曹界は、自分たちの主張の勝利が優先されたり、検事・弁護士の談合で歪曲されたり、時の権力の政治力が貫徹されたりして、真実とは何かを明らかにする体質が風化しつつある。

 

                           

 そんな現状に一石を投じる是枝監督の深さが沁みてくる。

 是枝監督の優しさは現状への静かな怒りと人間の在り様への共感にあるのではないかと思われる。              

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「獺祭」からの商品開発

2017-09-11 20:50:50 | 特産品・モノ

 なかなか手に入れにくい「獺祭」の酒米にかかわっている友人が持ってきてくれた品物をいただいている。

 精米時の砕米「山田錦」100%で作った「獺祭煎餅」がとにかくサクッとした旨みが後を引く。赤穂の塩も効いている。

 

                         

 製造は兵庫県姫路市の小さな会社が作っているので入手はなかなか難しい。

 酒づくりだけでなく砕米を有効利用するところはさすがだ。

 

                  

 同じく、酒米の副産物の米粉で「ライスミルク」のドリンクを製造した。

 牛乳・豆乳に続き第3のミルクと言われる玄米・米糠を中心とする栄養満点のドリンクだ。添加物が入っていないだけでなく、フードロス対策としても意味がある。

 

 

 そして、獺祭のアルコール分2%以上も入っている「酒ケーキ」もあっという間に食べ尽くしてしまった。和宮様も満面の微笑みで催促のおかわりをしている。

 酒飲みではない人でも食べられる、という点では、「酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を求めて」という旭酒造のポリシーがここにも貫徹されている。

 低迷甚だしい酒業界の中で、山口県の山奥にある小さな酒蔵が日本と世界に打って出る心意気が頼もしい。

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