いかがでしたか。尤も、問題を見て始めから挑戦しようという御仁はまずいないでしょうね。正直、私だって嫌ですから‥。
それでも、少しでも異体字に親しんだ経験のある方なら三分の一は読めるでしょうから、懐かしい文字が並んでいると思われたことでしょう。江戸時代に建立された石碑の多くは、碑面に劣化が見られて文字が読めるように拓本を採るのは意外と難しいものです。今回にしても、採り終えてからそれを元に清書しようとすると、「嗚呼、まだまだ手拓技術が未熟だ」と、実感しました。上記に掲載したものは、全てその拓本から取り出してさらに画像処理して元の文字に復元努力したものです。この位の手拓技術を身につけたいと思いつつ、いつも時間に追われて手拓するので、刻字文字に詰まっている泥などを刷毛で綺麗に洗い流すことを怠ってしまいます。碑面水洗いに、まだまだ甘さがあると反省しています。
さて、私の読んだ文字ではおかしいという方がいらっしゃいましたら、是非に御教示下さい。前回も記しましたように「今」の文字以外は出典を確認していますが、あるいは同形の文字違いということもありますので‥。
そろそろ、今年の夏休みを終えてウロウロしようと思っているのですが、また来週から暑くなりそうです。天気模様次第ですね。