前回に掲載した写真の拓本から、銘文のみを掲載しました。書家の藤本周三氏が揮毫した石碑は、足利市で数多く見られますが、この写真のように癖のない書体が好きな人々が多く居たのもうなずける美しい文字です。
この拓本文字を見ながら、自分で作成した升目原稿用紙に手写ものをベースに、ワープロへ銘文清書したのが下へ掲載した画像です。勿論、最終校正済みではありません。能力のない私が、丸二日間かけて清書したのを掲載しましたのでご笑覧下さい。今夜は、その清書した物を、もう一度拓本を見ながら最終校正に入る前のものです。必ず、少なからぬ数の文字を修正しなければならないし、時には自分で作字した文字を最初に打ち込んだ文字と入れ替えるときに、とんでもない間違いを起こしてしまうのもこの時です。それを再確認するためのものです。これをご覧の皆様も、気に入らぬ文字形や間抜けな文字置き換え誤りを見つけましたらお笑い下さい。その最終校了としたものを、出来れば明日に続けて掲載しようと思っています。
以上が、その最終校了前のものです。こうして掲載してから眺めていたら、気に入らぬ文字がありました。ありました。2行目下部の「武田」の「武」の文字や、最後の紀年銘の所の「歳在」の「歳」の文字等等。嗚呼。今回もまた、訂正するのが大変です。かようにも、私は集中力がないものかとガッカリですが、これが自分の能力と諦め、他の人が1日で仕上げるものを自分の能力に併せて10日かけて仕上げればよいのだろうと、今度は居直っています(笑)
但し、サンズイやハネなどの細かいところは修正しないことにしていますので、余りにも細かいところまでは見ないで下さい(笑い)