4月16日(日)
「8000歩以上のウォーキングを週1~2日」で10年後の死亡リスク低下
というタイトルのネットニュースを先日読んだ。(コチラを参照)
以前より、「1日8,000歩で健康な身体ができる」とは度々言われてきたことだが、
「週1~2日」でもよいとは、画期的な調査報告かもしれない。
京都大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)らの研究グループが、
アメリカの成人が1週間のうち十分な歩数を歩いた日数と死亡率との間にはどのような関連があるのかを調べたもので、
平均50.5歳の男女3101人を対象に、
歩数や年齢、性別、病歴などと、10年後に心筋梗塞や脳梗塞などで死亡するリスクを解析したのだ。
その結果、1日8000歩以上を週1~2日歩く人の10年後の全死亡リスクは、
週1日も8000歩以上歩かない人と比べて14.9%低くなった。
また、1日8000歩以上を週3~7日歩く人は、
週1日も8000歩以上歩かない人と比べると、死亡リスクは16.5%低下した。
歩数などの条件を変えて調べると、
1日に歩く歩数が6000歩を超える日が全くないと死亡リスクは大きく上昇したが、
「週1~2日、1日8000歩」の健康効果は、
「週3~7日、1日1万歩」と同じ程度だったとのこと。
研究グループは、
「今回の研究結果は、週に1~2日程度でも目標歩数を達成することが健康に十分良い影響をもたらす可能性を示唆します。運動の時間を確保できない人や、仕事の都合上定期的な運動が難しい人でも、週に数日間だけ歩く習慣を取り入れることで健康リスクを低減できる可能性があり、現代社会の働く世代や高齢者にとって重要なエビデンスとなることが期待されます」
とコメントしている。
ウォーキングなどの有酸素運動は、
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させ、免疫力を高める。
エネルギーが代謝され、ダイエットに効果。
骨粗しょう症の改善や予防に効果。
なども期待できるし、
前期高齢者の私など、率先してやらなければならないことのひとつであろう。
では、8000歩歩くには、どのくらいの時間歩けばいいのか?
8,000歩は、歩幅50cmで約4km。
大きな歩幅(70cm前後)では、約5.6kmの距離になる。
8,000歩を歩くには、1時間(~1時間半)程度歩くことが必要だ。
私の場合は、週に1~2回、山歩きをしているので、
「8000歩以上のウォーキングを週1~2日」は、
今のところ「山歩き」で代用していることになる。
先程の調査報告は、平均50.5歳の人を対象にした調査だったので、
「10年後の死亡リスク低下」どころか、
私の場合、「20年後」近い年齢になっているのだが、
これまで大病もせず、入院経験もなく、なんとか健康にやってこられたのは、
週に1~2回の山歩きのお陰だったのかもしれない。
今日も、午後から仕事であったが、
午前中に、近くの里山で、1時間半程度の山歩きをしてきた。
目的はキンラン。
もうそろそろ咲き出す頃だと思ったからだ。
ゆっくり登って行く。
新緑が美しい。
若い頃は、「新緑が美しい」とか「紅葉が美しい」とかあまり思わなかった気がする。
齢を重ねると、幸せを感じ取る感覚が鋭敏になり、
ちょっとしたことでも幸福感に満たされるようになる。
年を取るのも悪くない。
ヤマツツジが咲き出していた。
春というより、もう初夏という感じ。
フデリンドウも咲いている。
秋のリンドウに比べ、かなり小さい。
でも可愛い。
シュンランの群生地へ行ってみる。
終盤を迎えていたが、まだたくさん咲いていた。
嬉しい。
また来年もここに咲いておくれ。
キンランは、まだ緑色の蕾が多かった。
だが、探してみると、黄色に色づいた蕾も見つかった。
開きかけている花もある。
どれも開花間近。
「早く、早く!」
キンランを探しながら歩いていたら、
シュンランの新たな(プチ)群生地を見つけた。
来年以降が楽しみになってきた。
その後も陽を浴びて金色に輝くキンランを存分に楽しんだ。
今日も「一日の王」になれました~