一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……シロバナサクラタデ、ツルニンジン、アキチョウジなどが咲き始めた……

2017年09月06日 | 天山・彦岳


今日の休みも天山へ。
天山が好きで好きでたまらない。(笑)
仕事をしていなかったら、毎日でも通いたいくらいに好きだ。
このところ、毎週登っているが、
行く度に変化していて、まったく飽きることがない。
行く度に新しい発見がある。

今日は、上宮登山口から登る。
山の上部はガスっていて、まったく見えない。


前回登った天川ルートは、登山道が工事されていて、
とても歩きやすくなっていたが、
上宮ルートも工事がなされていて、
登山道の脇に水路が造られていた。


上宮ルートも、雨が降ると沢と化していたが、
これでかなり改善されることだろう。


感謝。


夏草で登山道が覆われている。


あめ山分岐を過ぎて、
天山にとりつき、
しばらく登ったところで、パチリ。
本来なら、振り返れば、美しいあめ山が見えるのだが……


天山山頂に到着。


さっそく稜線散歩へ。


すぐにマツムシソウがお出迎え。


いいね~


見慣れたマツムシソウであるが、
近づいて、よ~く見ると、新たな美の発見がある。


ヴィンセント・ヴァン・ゴッホは、
「美しい景色を探すな、景色の中に美しいものを見つけるんだ」
と言ったが、
「景色」を「花」に置き換えるならば、
「珍しい花を探すな、見慣れた花の中に“美”を見つけるんだ」
と言えるだろう。


毎回、こういう“美”の発見があるから、
“天山詣で”はやめられないのだ。


マツムシソウとキュウシュウコゴメグサの競演。


縦撮りでも……


キュウシュウコゴメグサは、昭和12年に、天山で初めて発見された花だ。


いつまでも仲良くね。


つるりんちゃんは、もうたくさん咲いていた。


大好きな花なので、


ずっと見ていたい気分。


ヒメアザミもたくさん見られるようになってきた。


ホソバノヤマハハコは、開花間近。


純白の花が美しい。


真上からもパチリ。


食虫植物のモウセンゴケは、
虫を捕えていた。(写真右上)


ウメバチソウは、
蕾が何者かに齧られたようになっていた。
見るからに痛々しい。
もう咲かないのか……


蕾がもうひとつあるので、
こちらにも期待……


タンナトリカブトは、蕾がそれらしい形になってきた。


センブリも準備を整えつつある。


本日の「天山北壁」。


これから、“秘密の散歩道”へ向かう。


散歩道には、俄然、花が増えてきていた。
まずは、ガガイモ。
まだ蕾が多いが、もうすぐピークを迎えるだろう。


天山のガガイモは品があるし、美しい。


カワミドリも数を増してきた。


今が一番美しい頃合いだと思う。


ツリフネソウも、あっと言う間に増えていた。


見ているだけで楽しくなる。


マツカゼソウも今がピーク。


カワイイ~


クサアジサイも、花期が長い。


色が濃い花もイイが、
どちらかというと、白に近い、こんな花が好きだ。


ベニイタドリ。


白いイタドリ。


中間の、ピンクのイタドリ。


紅と白のせめぎ合い。(笑)


これは何かというと……


ヒキオコシだ。
やっと一輪咲いていた。


天山のミヤマウズラは、やっと開花し始めた。


いいね~


シュスランもまだまだ元気。


白花のヤマホトトギスを発見。


ノダケや、


アキチョウジも咲き始めている。


レイジンソウの蕾も次第に膨らんできた。


ツクシミカエリソウは、開花間近。


あっ、開花してる~


いいね~


シロバナサクラタデは、もうたくさん咲いていた。


大好きな花なので、嬉しい。


マクロ撮影すると、


美しさが際立つ。


最後に、ツルニンジンの群生地に行ってみた。
「おっ、咲いている~」


もうしばらくすると、鈴生り状態となるだろう。


今日も「一日の王」になれました~


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