一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

平戸島逍遙 ……イトラッキョウやヒナヒゴタイに逢いたくて……

2011年11月03日 | その他・佐賀県外の山
最近、週末はいつも雨なので、
山に行けないと嘆いている方も多いのではないだろうか?
今週末も傘マークの予報が出ているし、
オイオイという感じである。(笑)

本日(11月3日)の木曜日は、私はもともと休みなのだが、
祝日(文化の日)なので、平六さんも休みかなと思い連絡すると、
「休みで~す」
とのこと。
天気も「曇りのち晴れ」と、まずまずの予報。
「世界中で平戸島南部の岩上でしか見られないイトラッキョウが、今ちょうど咲いている頃なんですが、見に行きませんか?」
と「世界中で……でしか見られない」を強調して訊くと、すぐに、
「行きま~す」
との返事。
急遽、平六さんとの平戸島行が決まった。

午前6時に平六さんの実家(有田)で待ち合わせ。
平六さんの車で、伊万里経由で、一路平戸へ。
2時間ほどで登山口に到着。


ワクワクしながら準備をし、いざ出発。
ここから登って行く。


しばらく歩くと案内板があった。
特に秋は花が多く咲くようだ。


メガルカヤやススキが生い茂る急坂を登っていく。


まず最初に出逢ったのは、サケバヒヨドリ。


この山のアキノキリンソウはデカイ!


どの花も普通より大きいような気がする。


ここはかつて放牧場だったのか、牛の水飲み場らしきものがあった。


おっ、チョウセンノギクだ。


たくさん咲いている。
嬉しい~


こちらは、ヒナヒゴタイ。


この花にも逢いたいと思っていたので、感激!


ダンギクはほとんど終わっていたけれど、この株だけにわずかに花が残っていた。


待ってました、イトラッキョウ。


高さ10cm弱。
本当に小さい。


でも、こんなに美しい。


これは花束のよう……


たくさん咲いていて、感動!


白いオトメラッキョウもあった。


センブリや、


ムラサキセンブリも……


今年の秋は天山に行けなかった平六さん、
ムラサキセンブリにも逢えて嬉しそう。


激写につぐ激写でした。


コースタイムの倍ちかい時間がかかって山頂に到着。
カカポくんも喜んでます。


山頂からの眺めは抜群。
手前の山は、屏風岳(394.4m)。
その奥にあるのは志々岐山(347.2m)。


左に目を転ずると、こちらも素晴らしい風景。
海の色もエメラルドグリーン。


ねっ。


船が通過し、美しい波紋を残していく。


雲間から陽が差し、海面を燦めかせる。


平六さん、ここでも激写。


花と展望を満喫し、下山。
平戸市街地へと車を走らせる。
途中の公園横に車を駐める平六さん。
何か見つけたようだ。
やおら公園に入り、おばあさんたちと会話を……
あれっ、何かおかしい。
おばあさん達は、等身大の人形だ~(笑)
「ローマの休日」ならぬ「老婆の休日」。(爆)


この公園、面白い人形がたくさん。
田圃に案山子がたくさんあるのは時々見るけど、
「公園になぜ?」って感じ。


この魚は、「タマカイ」。
左のオッサンも「タマカイ」。
「わしゃ、タマかゆ~い」だって。(爆)


真ん中の子供達は本物だけど、
手前のおばさんと、
奥のおじさんは人形なのだ。
本当にユニークな公園だ。


風景を楽しみながら車を走らせていると、美しい教会が……
「カトリック紐差教会」。
1873年にパリーミッション会の宣教師ペルー神父が来平、
田崎に仮の教会を建設。
現在の大天主堂は、1927年に着工し、2年後に完成。
東洋でも指折りのロマネスク様式の天主堂だとか。


教会内では結婚式が行われていた。
見つめ合う二人。
いいね~


平戸市街地に入り、大航海時代の名残がみられる旧跡を訪ね歩く。
松浦史料博物館、


オランダ井戸、


平戸オランダ商館、


オランダ塀、


オランダ橋。


合間に鯨かつバーガーを食す。
美味しかった~


平六さんをさがせ!(笑)
となりのマドンナ役は、通りすがりの小学生男子。(爆)


平戸の観光名所がかたまっている市街地のあちこちに、
「ひらどまちなかキャラクター瓦版」なるパンフレットを配る若い女性がいた。
その女性達は、オランダの民族衣装を着て、とても愛嬌があり、感じが良かった。
松浦史料博物館の石段で出逢ったので、モデルになってもらった。


ついでに……(コラコラ)

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