一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……センブリやムラサキセンブリが咲き、秋の花がほぼ出揃いました……

2013年09月25日 | 天山・彦岳
先日、ひとりで天山に登ったヤスさんから、
「タクさんのブログに載っている花を見に行ったのですが、あまり見つけられませんでした」
とのメールをもらった。
山野草は、咲いている場所を知らないと、なかなか見つけられないもの。
ただ登山道を歩いただけでは、見ることのできる花は限られる。
「では、私が案内しましょう」
とヤスさんに返信。
花大好きのyanさんにもお声かけし、
ヤスさん、yanさん、タクの天山花散策が決まった。

午前7時に某所で待ち合わせ。
ヤスさんの車で上宮駐車場に向かう。
早朝なので、当然のことながら、駐車場に一番乗り。


準備をし、軽くストレッチをし、歩き出す。
アキチョウジが数を増していた。
よく見ると、本当に美しい色をしている。


キバナアキギリも目立って増えていた。


ヒメアザミも各所で見ることができた。


シギンカラマツもまだまだ健在。


サイヨウシャジンも、数は減ったものの、まだ見ることができた。


驚いたことに、登山道でアケボノソウを発見。
嬉しいね~


花の撮影に夢中のお二人。


あめ山分岐からあめ山へ。
ノダケを見ながらゆっくり登って行く。


あめ山山頂からは、素晴らしい眺めを堪能した。


あめ山分岐へ降り、天山へ登り返す。
背後のあめ山が美しい。


天山山頂に到着。
当然のことながら、誰もいない。


さっそく稜線散歩。
センブリを探す。
そして見つけました~


センブリが咲き始めると、天山の秋本番だ。


ムラサキセンブリも探してみる。
蕾は多いのだが、開花したものはなかなか見つからない。


だが、ヤスさんとyanさんのために、根性で探し出す。(笑)
そして、見つけました~


別の場所でも見つけて、なんとか面目を保ちました。


先日訪れた時はまだ咲いていなかったリンドウも探す。
こちらも蕾ばかりだったが、根性で探す。


そして見つけました~
嬉しい~


タンナトリカブトは、前回より数を増し、かなり増えていた。


色が濃いものより、薄紫色の花が好もしい。


ウメバチソウも咲いてます。


いいね~


歩いていると、マツムシソウはどこでも見られる。


いいね~


キュウシュウコゴメグサもまだ美しさを保っている。


いいね~


アキノキリンソウや、


ツルリンドウや、


ヤマホトトギスや、


モウセンゴケにも逢うことができた。


本日の天山北壁。
撮り方をyanさんに伝授した。


さあ、これからは「秘密の散歩道」へ。


シロバナサクラタデはまだ美しく咲いていた。


オタカラコウは数を増していた。


ハグロソウがまだ咲いていた。


お二人に見せたかった白花のツリフネソウ。
咲いていて良かった~


ツインの花もあった。
嬉しい~


ツルニンジンにも逢うことができた。


お二人、大喜び。


ホソバノヤマハハコも、お二人激写につぐ激写。


喜んでもらって、私も嬉しかった。


タカクマヒキオコシにも逢えました~


そして、レイジンソウ。


今が盛りと咲いてました~


ここでも激写。


私が新たに見つけたアケボノソウの群生地に案内する。


この写真では判らないが、この一帯、全部アケボノソウなのだ。
お二人、驚きの表情。
そして、激写につぐ激写。(笑)


ここでも4弁の花を見ることができました~


お二人が、アケボノソウの群生地以上に驚いておられたのが、タンナトリカブトの群生地。


密集して咲いているタンナトリカブト。


ここでも激写につぐ激写。


お二人にとって、
大満足の花散策登山になったようだ。
ヨカッタ、ヨカッタ。


昼食は、「うわさのカリー」のアムールへ。


「よくばりカリー」を注文。
サイコロステーキと、エビフライが付いていて、
とても美味しかった。
若き佐用姫にも逢えて、良かった~


最後に、岸川まんじゅうを買いに行った。
ここは県外からも買いに来られるという、知る人ぞ知る店。


素朴で美味しいまんじゅうだ。


この田舎の店に、志村けんや安めぐみや上島竜兵も来たことがあるのだ。




心もお腹も満たされた天山花ハイキングであった。
今日も「一日の王」になれました~

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