一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

桜山(武雄市) ……市街地に近い低山ながら、奇岩と紅葉が美しい隠れた名山……

2022年11月26日 | その他・佐賀県の山


11月25日(金)

今日は、武雄市へ行く用事があったので、
ついでに桜山に登ってみることにした。
この時期、美しい紅葉が見られるのだ。

武雄温泉楼門に到着。
温泉の入口に立つ朱塗りの楼門で、
1915年(大正4年)に建築され、
2005年(平成17年)7月22日に国の重要文化財に指定されている。
竜宮を連想させる鮮やかな色彩と形で、天平式楼門と呼ばれ、
釘一本も使用していない建築物として有名。
この武雄温泉楼門を設計したのは、
佐賀県が誇る建築家・辰野金吾(1854年~1919年)で、
東京駅、日銀本店、両国国技館なども彼が設計している。
実は、この楼門と東京駅には深い関係がある。(興味ある人はコチラから)


楼門に近い、鳥居のある所から登り始める。


いきなり煌(きら)びやかな紅葉が出迎えてくれる。




前方に「赤い空間」が見える。


ほぼ毎年訪れているが、ここの紅葉はスゴイ!






地面の落葉も赤いので、


ここにいると、私の躰までが赤く染まっていくようだ。




ずっとここに居たい感じ。




見上げても、凄い紅葉。








しかも、ここには誰もおらず、


すべて独り占め。


楽しくて仕方がない。


足もとには、
ツワブキの黄色い花や、


ナンテンの赤い実。


喬木の紅葉は一際美しい。


いいね~






ゆっくり歩いて行く。




紅葉の隙間から御船山が見えた。






市街地に近い低山ならではの風景。




「これでもか!」というように紅葉が続く。






登りになると、やっと紅葉から解放される。(笑)


羊歯植物が多く、黒髪山系の山のよう。


この青と赤のリボンと、


木製の矢印は、
「九州オルレ・武雄コース」の道しるべ。
そう、この道は「九州オルレ・武雄コース」の一部なのだ。


ゆっくり登って行く。


この先の、右に入り込んだ所に、山頂がある。


桜山山頂に到着。


山頂は、大きな二つの岩に挟まれた鞍部にあり、




眺めも素晴らしい。
中央奥に見えるのが(私の裏山)「鬼ノ鼻山」で、
左奥に見えるのが(私のホームマウンテン)「天山」。


しばらく下ったところから、


岩峰を見上げる。


再び色づいた木々が増えてくる。






この先に、
紅葉と黄葉が同時に楽しめる素晴らしい場所がある。


言葉にならないくらい美しい。






黄色というより金色だ。




名残を惜しみつつ、下って行く。




地面の紅葉と、


黄葉も楽しむ。


素晴らしい紅葉狩り登山であった。


振り返ると、桜山の岩峰が見えた。
今日も「一日の王」になれました~


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