一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

シリーズ「麓から登ろう!」⑥黒髪山系大縦走 ……有田駅から伊万里駅へ……

2011年06月02日 | 黒髪山系大縦走
シリーズ「麓から登ろう!」も6回目。
今回は、黒髪山系。
黒髪山にするか、青螺山にするか、腰岳にするか……
と考えていたのだが、黒髪山系の山は、ひとつひとつがそれほど大きくない。
麓から登ったとしても、さほど時間はかからない。
ならば、黒髪山系として、端から端まで縦走するのはどうだろう。
これだと、ちょっと時間がかかり過ぎるかもしれないが、
なんだか面白そうだ。
黒髪山系大縦走は2度体験しているが、
いずれも、有田ダム入口駐車場からスタートし、
最後は越ノ峠から腰岳にピストンするというものであった。
今回は、「麓から登ろう!」なので、
スタートとゴールを新たに設定しようと思う。
このシリーズも回を重ねていくうちに、ある方向性が見えてきた。
海が近くにある場合は、海から(海へ)、
JRなどの駅がある場合は、駅から(駅へ)。
地図を見ると、黒髪山系縦走も、駅から出発し、駅へゴールするのが一番イイようだ。
最短は、上有田駅からスタートし、金武駅にゴールするルートだが、
これだと、GPSの軌跡が美しくない。(コラコラ)
それに、上有田駅も金武駅も、その町を代表する駅ではない。
ここはやはり、少し距離が長くなっても「有田駅から伊万里駅へ」ということにしよう。(オイオイ、大丈夫か?)


5:59
有田駅を出発。


有田陶器市のときはすごい人出だったが、
今は平日の早朝ということもあって、静かだ。



有田駅から歩いても大して時間はかからないだろうと思っていたが、これが大間違い。
ウォーミングアップのつもりだったが、なかなか登山口に着かない。


6:42
英山が近づいてきた。


登山口は荒れに荒れていた。
道標も草に隠れていたので、ちょっと迷ってしまった。


7:10
有田ダム入口駐車場からのルートに出る。

7:25
岩場にさしかかる。


注意しながら登る。
単独のときは、格好悪くても、安全第一で登る。


7:50
英山に到着。
「英山」の文字が消えかかっている。


縦走路を軽快に歩いて行く。


8:13
前黒髪を通過。


この岩場からの展望を楽しみにしてきたが……


ガスっていて、ご覧の通り。


8:47
有田ダム・西光密寺分岐を通過。


天童岩が見えてきた。


9:04
黒髪山山頂に到着。


ここでも展望はイマイチであった。


9:25
黒髪山を出発。

9:50
見返峠を通過。


10:05
「私の好きな場所」で展望を楽しむ。


緑のトンネルの中を歩いて行く。


10:27
青螺御前に到着。
ヤマツツジが見頃であった。


朝から曇っていたが、この頃から薄日が差してきた。


10:52
青螺山山頂に到着。


展望はまずまず。
おむすびを1個食べる。


11:07
青螺山山頂を出発。

途中の開けた場所から展望を楽しむ。
新緑が美しい。


縦走路にはドウダンが多い。


この花に逢うと、なんだか嬉しい。


11:24
岩場を通過。
慎重に下りる。


薄暗い森の中に、スポットライトのように光が当たっていた。


ギンリョウソウだらけ。(笑)


11:43
青牧峠を通過。


木漏れ日があるだけで、ホンワカした気持ちになる。


牧Ⅱ峰手前の展望の良い場所で、黒髪山系の山々を遠望する。


12:13
牧Ⅱ峰を通過。


倒木さえも美しい。


12:27
牧ノ山山頂に到着。


12:33
牧ノ山山頂を出発。


牧ノ山山頂から先は、雰囲気の好い道が続く。


12:54
「笑い坂」にさしかかる。
思わず笑ってしまうような急坂なので、2年前に私が「笑い坂」と命名。
写真ではそう見えないが、本当に笑うしかないような激下り。
皆さんも、ぜひぜひ。(登りも大変だぞ~)


13:22
越ノ峠に到着。
ここで、おにぎり2個食べる。


13:38
越ノ峠を出発。

花などを楽しみながら、ゆっくり歩いて行く。



14:12
腰岳山頂に到着。


再びガスってきて、展望なし。


14:21
腰岳山頂を出発。

14:44
伊万里トラピスト修道院を通過。


下界が近づいてきた。


もうすぐゴールだ。


16:05
伊万里駅に到着。
約10時間の旅が終わった。
6月なので、高温多湿。
汗ダラダラ。
計3リットルの水を飲んだ。
この時期の黒髪山系縦走は無謀かもしれない。
(良い子は真似しないようにねっ)


今回、黒髪山系を選んだのは、実は、この花に逢いたかったから……
今年も逢えて良かった~

この記事についてブログを書く
« 映画『マイ・バック・ページ... | トップ | 映画『奇跡』 ……家族が一緒に... »