一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

「桜山」と「鍋島藩武雄領主庭園」 ……武雄市の低山と庭園で紅葉を楽しむ……

2021年11月25日 | その他・佐賀県の山


11月25日(木)

今日は、武雄市図書館に行くことになっていたので、
ついでに武雄温泉街の背後にある桜山に登ることにした。


隠れた紅葉の名山で、(極私的見解)
私は毎年、この時期に登っているのだが、
市街地に近い低山なのに、登山する人はほとんどいない。
まあ、「登山する」というほど大袈裟な山ではないのだが……(笑)

まずは、桜山へ。


麓にある神社から歩き始める。


ここから、すでに、素晴らしい紅葉。


しばらく歩いて振り返る。


歩いていても、誰にも会わない。


すべて独り占め。


太陽が顔を出さないので、
紅葉の発色がイマイチなのだが、


光を浴びないで、この色なら文句はない。


存分に紅葉を楽しむ。






やがて登山道へ。




羊歯植物が多く、黒髪山のような雰囲気。


ゆっくり登って行く。


このルートは、「武雄オルレ」のコースにもなっており、
オルレの道標やリボンがあちこちに見られる。


この先を右に上がると、


山頂に到着する。


山頂は、大きな岩に挟まれた鞍部にあり、


武雄の街が一望できる。


下山ルートも紅葉が多いので楽しみ。


鮮やかな色の黄葉と紅葉のコラボ。


素晴らしい。




ちょっと感動的。


道沿いの紅葉を楽しみながら下って行く。






麓近くに紅葉の林があり、




ここで少し薄日が差し、


紅葉が一段と輝き出した。




今年も桜山で美しい紅葉を楽しむことができた。
「桜山、ありがとう!」


この後、武雄市図書館へ行き、
5冊の本を返却し、(予約本を含め)9冊の本を借りた。


そして、図書館と隣接する鍋島藩武雄領主庭園へ。
ここも紅葉の名所。(だが、人はほとんどいない)


御船山を背景に、紅葉をパチリ。


紅葉を楽しみつつ、園内を散歩する。


喬木の紅葉が見事。


こちらは真っ赤な大木の紅葉。


圧倒されるほどの美しさ。


あちこち彷徨い歩き、


そして、しばし佇む。




至福のひととき。


桜山でも、鍋島藩武雄領主庭園でも、
まったく人に会わず、
静かな紅葉狩りを堪能することができた。
今日も「一日の王」になれました~


この記事についてブログを書く
« 映画『土竜の唄 FINAL』……仲... | トップ | 映画『先生、私の隣に座って... »