セックス・アンド・ザ・シティ2
2010年/アメリカ
夫婦の危機を打開するための‘教養’
総合 90点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
2年前の『セックス・アンド・ザ・シティ』はキャリー・ブラッドショーとミスター・ビッグの結婚に至るまでの葛藤が描かれていたのであるが、そうなると当然ながら今作はその後の2人の夫婦生活で生じる葛藤が描かれることになる。敢えて子どもを作らないことにしているキャリーとミスター・ビッグは2人の娘を育てているシャーロット・ヨークと奔放な独身貴族のキャリアウーマンであるサマンサ・ジョーンズの間に挟まれて自分たちの結婚生活が中途半端なように感じてしまう。
迷えるキャリーとミスター・ビッグにヒントを与えてくれるものが昔の名作映画である。最初の映画は日本でも有名なフランク・キャプラ監督の『或る夜の出来事(It Happened One Night)』(1934年)の主人公の令嬢エリーがスカートをたくし上げて車を停めるシーンである。もう1作品がジョージ・スティーヴンス監督の『希望の降る街(The Talk of the Town)』(1942年)の有名なラストシーンであるが、残念なことにこの作品は日本では劇場未公開のために日本人には馴染みが薄い。
この2つの古典のプロットを有効に利用してキャリーとビッグはこれらの白黒作品に塗り絵のように色をつけながら模範とすることで関係を修復する描写が素晴しいと思う。
‘ジュード・ロウ(Jude Law)’や‘ポーラ・アブドゥル(Paula Abdul)’のようなギャグが日本でどれほど理解されるのか分からないが、せめてビヨンセの「Single Ladies (Put A Ring On It)」を見事にカヴァーしていたライザ・ミネリ(Liza Minnelli)がどのような人なのか分かるくらいの‘教養’がなければ、ただの下品な‘エロ映画’と見做されてしまうかもしれないが、それは余りにも気の毒である。
日本代表史上最も危険なDF 岡田、闘莉王と心中か(夕刊フジ) - goo ニュース
5月30日のイングランド代表との強化試合後に、岡田監督がカペッロ監督に「4―1
―4―1はどうだった?」と聞くと「あれは9―1なんじゃないのか?」と皮肉られた事
に関しては以前書いたのだが、今回のコートジボワール代表との強化試合を見ても
分かるように、カペッロ監督は皮肉で言ったのではなくて日本は9人のディフェンダー
と1人のフォワードによるフォーメーションであり、今回も1人のフォワードによって
負けたのである。しかし今回の試合を見て私には岡田監督のベスト4への“腹案”
が分かった。その1人のフォワードを使って相手の中心選手を“破壊”するというもの
である。今回は“破壊”する前に自ら点を入れてしまったが、今回の経験を活かして
本番では早めにレッドカード覚悟の“破壊”行為を闘莉王はするだろう。