MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『アキラとあきら』

2022-10-27 00:59:02 | goo映画レビュー

原題:『アキラとあきら』
監督:三木孝浩
脚本:池田奈津子
撮影:柳田裕男
出演:竹内涼真/横浜流星/髙橋海人/上白石萌歌/児嶋一哉/満島真之介/奥田瑛二/石丸幹二/ユースケ・サンタマリア/江口洋介
2022年/日本

久しぶりの再会の演出について

 池井戸潤が原作の本作はストーリーに関しては文句がない出来栄えで何も言うことはないのだが、演出に関して気になったことを書いておきたい。
 父親が町工場の「山崎プレス工場」を経営している山崎瑛と大企業「東海郵船」の御曹司である階堂彬は同い年で同じ産業中央銀行に就職するライバルとなるのであるが、彼らが初めて出会うのはその12年前のことで、父親の工場が倒産して機材を運んで行くトラックを追いかけて道路に飛び出した瑛を轢きかけた高級車の後部座席に座っていたのは彬で、車から降りてきた彬は瑛は落とした父親が開発した部品を拾って瑛に手渡したのが最初なのである。
 それに二人が気がついたのはどうもラストで2人が瑛の故郷を訪れた際に、ずっとお守りとして持っていたその部品を瑛が落とし、それを彬が拾った時だったようなのだが、その感動的な場面が上手く描かれていないような気がする。
 因みにこれは本作に関係があるようで無いような話なのだが、本作に出演しているお笑い芸人のアキラ100%はお笑いよりも俳優の方が相応しいような気がする。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/news1242/trend/news1242-382545


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