Michel Sardou - 1965
ミシェル・サルドゥーが1985年にリリースしたアルバム『ジャズ・シンガー
(Chanteur de jazz)』に収録されている「1965年」を和訳してみる。
「1965」 Michel Sardou 日本語訳
1965年
僕はある歌と
僕たちがまた手に取る金の二輪と
小さな男の子を思い出す
1965年
僕にはよく思い出せない
誰が僕たち二人から離れていったのかということと
僕の飼っていた犬の死を
数年後
ある晩分かった
オーク材が壊れていたのは
彼が折り曲げたからではないことを
彼は事情を知っていたのだと
1900年直後の雨戸の色と庭の香りを
僕はよく思い出す
1970年
僕は4月を思い出す
瞳を輝かせる女性と地獄の旅路
難しい年だった
1970年
それが最初の亀裂
弁護士と裁判所と侮辱の言葉
1976年
父親が死んで
彼の最後の言葉が最後ではなかったことが強烈な印象を残した
1980年
それから数年間
停滞を打破するための無鉄砲な企て
戦闘は白熱しより強い者が生き残る
物語の終わり
人生の半分
20年の時が流れているが
僕は日々を忘れている
1965年
僕はある歌と
僕たちがまた手に取る金の二輪と
小さな男の子を思い出す