無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

クン炭を焼く

2008-08-22 23:01:57 | 自然菜園の技術 基本
本日
ずいぶん朝夕涼しくなってきました。
今月末に玉葱の育苗をはじめようと思い、久々にクン炭を焼きました。

クン炭は、燻炭と書きます。お米の籾殻を燻して作る炭です。
クン炭は、ホームセンターでも売ってますが、自家製の方が焼き加減を調整できるので必要なときに必要な分焼いています。

なくても育つ野菜ですが、クン炭を補うことで生育がよくなるので最近使い始めました。

●クン炭(ミディアム)を活用しているもの
夏野菜の育苗土に
コンポストの消臭など
踏み込み温床
白菜の育苗
●クン炭(ウェルダム)を活用しているもの
ネギ・玉葱の育苗
踏み込み温床
枝豆・大豆
里芋・じゃがいもなど

窒素系の肥料は、風味や保存性を著しく損ないますが、クン炭をちょっと使う分にはそのような損失が今のところなく、むしろ根の張りが良くなり、土が生きてくるような感じがします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

mixi(ミクシィー)に復活!!

2008-08-22 10:54:22 | 日々の自然菜園
昨日はがんばりすぎて朝早く起きれませんでした。
自己管理も自給自足ライフに欠かせない要素です。できるようになっている最中です。

さて、2日連続でブログについて友人・恩人にアドバイスをいただきました。
古いブログは今月いっぱいで閉鎖し、このブログはmixihttp://mixi.jp/home.plでも共通で使うことにしました。ミクシィーというのは、ホームページをつなぐサイトで、以前は使っていました。途中でリタイヤしてましたが、、、

苦手なウェブサイトや情報発信が慣れるように少しずつがんばっています。
mixiでは『自給自足Life』さんとして登録しているので、探してみてください。

メールの返信などはすぐに返ってこない場合もございますが、大目に見てください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じゃがいも掘り(上級編)

2008-08-22 09:30:14 | 自然菜園の技術 応用
昨日じゃがいも掘りました。

え!今頃掘るの?という方はなかなかの菜園家ですね。

ジャガイモには、「早掘り」と「保存掘り」があります。
つまり、遅くに地上部が完全に枯れてから掘ることで、完熟した芋のみが掘れます。うちの様に冬の期間の保存食&種芋が目的の場合、遅くに掘った芋が有効です。

保存・種子用のジャガイモ栽培のポイント
1)無肥料栽培にかぎる。
2)梅雨から、草を伸ばしっぱなしにする。
3)晴天が3日以上続く日に収獲。
4)収穫後30分天日に干す。
5)保存するまで風通しのよい冷暗所に1週間保存。
6)その後、ダンボール・米袋に保存。

うちは、8月お盆過ぎにジャガイモ跡地に、白菜・大根を種蒔きします。その関係もあってギリギリまで収獲せずに草畑にします。

今年は、10種類くらいの芋(男爵・メークイーン・北アカリ・紅アカリ・アンデスレット・タマユタカ・大白・出島・インカのめざめ・パープルスイートなど)を100㎡ちょっとのところで育て、25キロコンテナが約9箱(200kg)も採れました。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白菜の種を蒔く

2008-08-21 07:22:36 | 自然菜園の技術 基本
昨日は見事なでした。

昨日はジャガイモ跡地に白菜『松島純2号』を蒔きました。
白菜は秋野菜の王様です。すこぶる機嫌取りが大変ですが、上手にできたときの喜びはひとしおです。

白菜の栽培基本ポイントは
1)季節に合わせてちょっと多めに10粒くらい蒔く。
2)直まきはコオロギなどの食害に気をつける。
3)無農薬栽培にあった品種を選ぶ。
4)直まきでうまくいかなかったら、早い時点で苗で植えなおす。
5)苗は本葉3~4枚のうちに定植する。
6)本葉5~6枚のときに一本にする。(他を間引く)
裏技:葉っぱが3~6枚のときに簡単ストチュウを300倍希釈散布する。

白菜の本性は葉の結球にある。
つまり葉が巻いて、葉を白くして食べる。

そこで、葉の結球の秘訣は「根」にある。
根の生長をスムーズにしてあげるとうまく育つ。

うちではもっぱらジャガイモを掘った跡地で白菜を直に蒔いて、コオロギなどにやられてうまくいかない時は、本葉5枚以内で苗を植えなおす。

結球白菜がうまくいかない農地は、無理せず結球しない山東白菜・タケノコハクサイなどを育てるのがおすすめ。巻かなかった白菜は、炒めて食べるとうまい。

沢山巻かない白菜がある場合は、越冬させ塔立ち菜(菜の花)が美味。白菜に勝る菜の花なし。

白菜に失敗はない。失敗は成功の素。それが醍醐味。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャガイモの収獲

2008-08-19 14:57:46 | 自然菜園の技術 基本
只今大雨。

今朝雨が降る前に約半分のジャガイモ90kgを収獲し終えた。今年の芋は大きいので味がのっていないかもしれない。

市販のジャガイモはあまり好きではないが、うちのジャガイモは美味しいので力が入る。

ジャガイモは、トマトと同じナス科の野菜だ。
ジャガイモを美味しく育てるにはコツがある。

ジャガイモの美味しい育て方
1)無肥料栽培に限る。
2)7月中は草を刈る。
3)8月は草を生やしたままにする。
4)地上部が枯れて表土が凹んだら収獲する。
5)収獲は晴れた日が3日以上続いた日に限る。
6)光が当たらない低温で保存する。

ちなみに本日収獲したお芋は、
写真左から「紅アカリ」「男爵」「ジャガキットパープル」
そのほか「北アカリ」「アンデスレット」「メークイーン」「インカのめざめ」の7種類でした。豊作に感謝です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショウガ&里芋

2008-08-19 10:19:18 | 自然菜園の技術 応用
本日待望の。あわてて雨が降る前にジャガイモを収獲しにいったらカメラを忘れました。

そこで、ジャガイモについてはまた今度書きます。

今まで苦手だった「里芋」ですが、今年はうまく育ちました。
今まで里芋栽培の北限(ここがもっと寒くなったら育たない限界地)なのは不利な地域です。確かにここらの農家さんで里芋を育てている方はほとんどいません。たまにいますが、必ず黒ビニールマルチを使い地温を上昇させています。

それでも露地で黒ビニールマルチを使わずできないものか3年前からいろいろしてきました。

去年、自然農仲間の畑で見事な里芋の生育にヒントを得て、里芋にとって何が大切かわかってきました。

里芋が寒冷地で健康に育つ技術。
0)いい種芋を準備する。
1)芽出しをする。(育苗)
2)コンパニオンプランツ(ショウガ・枝豆)を活用する。
3)クン炭をちょっと撒く。
4)土寄せし、草マルチをたっぷりする。
5)田んぼの畦脇に植える。

自然農と自然農法を学びようやく、肥料に頼らない自由な自給用の栽培ができて来ました。小さな田畑がとても楽しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福岡正信先生が逝く

2008-08-18 12:23:50 | 日々の自然菜園
福岡正信氏(自然農法実践家)
2008.8.17 16:57

 自然農法の提唱、実践で知られる福岡正信(ふくおか・まさのぶ)氏が16日午前10時15分、老衰のため愛媛県伊予市大平201の2の自宅で死去した。95歳。愛媛県出身。葬儀・告別式は18日午後1時半から伊予市市場127、ルミエール伊予で。喪主は長男、雅人(まさと)氏。

 岐阜高等農林学校(現岐阜大応用生物科学部)卒業後、横浜税関、高知県農業試験場などを経て、故郷へ帰り「不耕起、無農薬、無肥料、無除草」の自然農法を実践。樹木などの種子を粘土に混ぜる「粘土団子」で緑化に尽力した。昭和63年にインドの最高栄誉賞と、「アジアのノーベル賞」といわれるフィリピンのマグサイサイ賞(社会奉仕部門)を受賞した。

 著書「自然農法・わら一本の革命」は英語、韓国語、タイ語などに翻訳された。


自然農法の先生であり、僕の自給生活の始まりであった『わら一本の革命』。
その先生が16日。終戦記念日の翌日亡くなった。

その知らせを友人からメールで教わり、確かに亡くなったことを実感した瞬間、涙した。

先生に生前お会いしたときに、「父と祖父が同じ年齢で亡くなったので、父と祖父が亡くなった年齢に達したとき、僕は死ぬのだなーと腹をくくっていた。僕が死ぬべきその年齢に達したとき家内が亡くなった。僕は生かされた。まだやることがあるらしい。」と語ってくれたのが懐かしい。

やることを終え、亡くなった福岡先生の気持ちはどうであったのだろう?
福岡先生のご冥福をお祈りした。先生ありがとうございました。

これからは生活の中に、福岡先生が一層語りかけてくれるような気がする。
もう一度初心に帰った気がした。

お疲れ様でした。ありがとう福岡正信先生。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャロムヒュッテで自然農塾

2008-08-18 11:00:01 | 出張菜園教室
本日これからじゃがいもでも掘ろうと思う。

昨日は一泊二日の『あづみの自然農塾』の最終日だった。
隣町の穂高で月に1回全国から20名くらいが集まって自然農を学んでいる。

それもあってさすがに今日は今まで寝ていたらお天道様が高い。

今回は秋野菜の種蒔きを中心に夏野菜の収穫など野良仕事をしました。
写真は、ニンジンの花が枯れこれから種を自家採種しようと説明しているワンシーンです。

自然を感じ、自然に学ぶ『自然農』は大好きです。
福岡正信さんが言う「無為自然」という言葉に魅かれ、川口さんの『自然農』、岡田茂吉氏の『自然農法』を学び、実践してきました。
「学ぶことは、まねること」。修行時代の多くの先生たちの姿がまぶたに焼き付いています。

最近家庭菜園のお教室を主宰させてもらい教えています。
そのなかで強く実感することがあります。

『教えることは、学ぶこと』
先生の一人である臼井健二さん(シャロムヒュッテオーナー)は「学んだだけでは不十分だ。学んだことを教えて分かち合ってはじめて愛は完成する」と教えてくれました。本当にそう思います。

自然の営みの内に、いのちが輝き合う。そんな生き方が幸せを感じさせてくれます。

今回ゲストで講演をしていただいた仲野忠晴さんのホームページ『NPO法人「畑と田んぼ環境」再生会』を左下のブックマークに加えました。岩澤信夫さんの講演会があったそうです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然栽培の酵母は人一倍元気!?

2008-08-15 22:49:49 | 日々の自然菜園
今日友人の酵母研究家の瓜生奈美さん(ホームページ:酵母な生活http://blog.fukumimi.co.jp/)からのメールが非常に興味深かったので、皆さんにご紹介しようと思います。

**************************************************
先日のプティトマト酵母は有機野菜で作ったけれど、
以前、自然栽培のプティトマト酵母とはぜんぜん泡の出方が違いました!
自然栽培のほうが、力強く大きなあわあわが出ています。温泉の地獄谷のような
コワイほどのぶくぶく!?

何でしょうかね?やはり何かが違うのでしょうか?
それは自然そのままのチカラが酵母にも生きているからでしょうか?

***************************************************

回答:肥料が投入された栄養過多のトマトは、置いておくと臭く腐敗します。
一方、自然栽培で健康に育ったトマトは、発酵します。この違いが、酵母の起き方の違いかも知れません。

自然栽培の野菜の風味・保存性が高いだけでなく、野菜の酵母まで強くなるみたいです。ちょっと嬉しいニュースでした。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

在来ソバ発芽(^0^)/

2008-08-15 12:58:42 | 日々の自然菜園
本日時々也。

実家から帰宅。3日ぶりに畑を一周した。
昨晩2週間ぶりに雨が降りました

このまま雨が降らなかったらどうしようと思った矢先の待望の雨だけに嬉しかったです。

うちの野菜は、種蒔き後水をあげません。
そして、極一部の野菜を除いて水をあげることはしません。

それは、野菜の根っこを自然に育てるためです。
水をあげて育てた野菜は、一生を通じて水やりが必要になります。
自分で自立した根っこを育てると、よほどのことがない限り水は雨水のみで大丈夫です。

それに、水をあげないで育った野菜の果実は濃厚でとても美味しいものです。
水をあげない代わりに、初期の栽培にコツがあります。

今日は10日前に蒔いた在来ソバが無事発芽していました。(写真参照)

暑い夏の期間に2ヶ月あまりで収獲できるソバ。
今年も香り高い新蕎麦が楽しみです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする