無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

人参と枝豆(大豆)のコンパニオンプランツ

2008-08-14 09:16:30 | 自然菜園の技術 基本
本日時々雨
只今、実家のある長野市に帰省中です。
お盆ぐらい帰ってお墓参りするのは息抜きを兼ねた習慣です。

さて、今回人参(写真手前)と枝豆(写真奥)の組み合わせはいい感じで生育中です。
人参と枝豆は組み合わせの良いコンパニオンプランツだと知られています。

うちの畑では、コンパニオンプランツ(相互効果の高い混植栽培)を多用しています。

それは、以下の点で重宝するからです。

1)狭い畑から多くの種類の野菜が長期間自給できるから。
2)栽培が楽になるから。
3)楽しいから。
4)野菜がお互い生長を助け合い、健康に育つため病虫害が減るから。
5)連作障害を回避できるから。
6)野菜の本性を学べるから。
7)草との付き合い方がが簡単になるから。

コンパニオンプランツ栽培のポイントは、野菜同士の距離感・タイミングです。
人間関係と同じです。ちょっと離れていた方が上手く付き合える人、べったりの方が上手くいく関係など色々あります。

1)科が違うこと。例:トマト(ナス科)&バジル(シソ科)
2)好き嫌いが違うこと。日当が好きなナス&ちょっと日陰が好きなパセリ

いろいろなコンパニオンプランツ情報を参考に自分にあった栽培法が分かってくるととても楽しいです。

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今年も豊作に感謝!!長期収獲のコツ

2008-08-12 12:32:30 | 自然菜園の技術 基本
本日也。今日も暑くなりそう~
うちの畑は、自給用+α。一時に多収獲を狙うのではなく、だらだらと長期収獲を望む。
完全ではないもののほぼ無肥料栽培の僕の畑では、追肥による長期収獲ではない。野菜のいのちを全うしてもらう方が筋だと思う。

収獲のポイント
0)無肥料栽培の種子を使う。
1)栽培初期から無肥料栽培を基本に、野菜の自立した根を育てる。
2)梅雨の期間、草マルチによる自立根の生育を充実させる。
3)こまめな収獲を心がける。
4)お盆前後1週間に徹底して収獲する。
5)栽培した中から、味・収量がよく、生育のいいものから自家採種する。

そんなわけで、今日はなっている夏野菜を大量に収獲。
食べきらない分は、今までお世話になった方へお中元としてお届けしたりする。
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ユメアサヒ(小麦)が豊作

2008-08-11 21:18:21 | うちの野菜紹介
今年は、暑い日が続き、夏バテ気味なので日中家に引きこもってしまいます。

去年蒔いた『ユメアサヒ』小麦は、長野県が産んだパン用の小麦です。
家に来てから4年目です。

小麦は11月に蒔いて、7月中旬に刈り取ります。
2畝(60坪=200平米)で146.5㎏という驚異的な収穫量にびっくりさせられました。予定の1.5倍以上の収量です。しかも無肥料栽培です。

野菜は、ほどほどの収穫で、ちょうどいいといつも思っていますが、予想外の大収穫になんだかんだいって嬉しいものです(^0^)

念願の自家製小麦の乾麺を作ってもらうように近くの製粉所にお願いしようと思っています。(乾麺は、玄麦で70㎏以上ないと注文できないので)

今回小麦の栽培にまた新たな学びがあったので、今年もそれを実践してみようと思います。気が向いたら、小麦の増産法のポイントもブログで紹介しますね。
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赤ソバと日本みつばち

2008-08-10 15:06:23 | 日々の自然菜園
本日、一瞬、もっと降ってほしい~

実は去年から、日本みつばちを養蜂しはじめました。
養蜂といっても、難しいことはありませんでした。
日本みつばちの気に入ってもらえそうな場所に巣箱を置いて、入ってくれるのを待ちます。それだけです。運がいいと入ってくれ、蜂蜜(ハチミツ)が絞れます。

日本みつばちは、西洋みつばちと異なります。
くまのプーさんが食べているのは西洋ミツバチのハチミツです。
市販されている「レンゲハチミツ」など単体の花のハチミツは、西洋蜜蜂です。

日本蜜蜂は、日本固有の在来種で、桜や栗、柿など季節の花を好み、いろいろな花の蜜が調和します。ですからその土地土地で風味が異なります。俗に、日本みつばちのハチミツが「百花蜜」と呼ばれる由縁です。

個人的には、今飼っている場所で採れたハチミツの風味が大好きで、続けています。

日本蜜蜂は、赤ソバが大好きだと言われています。
日本蜜蜂は、東洋蜜蜂の亜種で、祖先がチベットだそうです。
蕎麦のルーツもチベットにあるそうで、今でも赤ソバが自生しているそうです。

毎年ハチミツを分けてもらってので、
日本みつばちに何か恩返しができないかとずっと思っていました。

今年はじめて畑に赤ソバを蒔こうと考えたのもそんな想いからでした。
赤ソバの栽培は難しく、収量も通常の蕎麦の十分の一ほどだといいます。

まずは、蒔いてから考える方が気が楽なので、
主催している『あづみの自給農スクール』の生徒さんと昨日赤ソバを2dlほど蒔きました。

これからもブログで赤ソバの生育と日本みつばちを紹介します。
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ワイルドチェリーミニトマト

2008-08-08 15:31:49 | うちの野菜紹介
本日晴天也。夕立が欲しい今日この頃。
今日はあまりに暑いので、友人と共に蕎麦を食べに隣町穂高の評判の「大梅」さんに初めて行って来ました。腰の強い黒い蕎麦、美味しかったです。

さて、今回紹介するミニトマトは、種苗交換会で分けていただいた「ワイルドーチェリーミニトマト」!数ある品種の中でももっとも小さいミニトマトです。

とても小さい実がかわいく、無数の枝を出す生命力の強さは、トマトの原種に近いからでしょうか?真っ赤に熟れた実は、とても風味豊かでフルーツのようです。

すっかり気に入ったので、今後も育ててみたい品種です。
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里芋の増収法

2008-08-07 14:20:23 | 自然菜園の技術 応用
本日也。

暑すぎて長い昼休み中です。

本日は旧暦の七夕&立秋です。食欲の秋に備えて、そこで欲を出して里芋の増収法を試してみました。

方法は簡単です。

1)前もって草マルチしておい里芋の株下にクン炭を一掴み撒きます。
2)土寄せします。
3)たっぷり草マルチをします。

以上です。

うちでは、里芋をはじめ澱粉質をためるイモ類は無肥料栽培と決めています。
なぜなら、食味・風味・保存性がすごく良くなるからです。

うちも野菜によってはEMボカシや生ヌカを少し補ってあげる場合がありますが、まずイモ類はあげません。以前興味本位で補ったときに、芋が大きくなりすぎて、風味・保存性が著しく劣化したので気をつけるようにしました。

世間では、芋が大きくなったことに重きをおきますが、私はそこには興味が在りません。「芋の生態」や、「素直に育つには?」「芋の生育欲求とは?」などに興味があります。

今年は例年にないくらい里芋の出来が良いので、もっと里芋の自然体を探求できると思います。

苦手だった里芋がちょっとわかってきたような気がして嬉しいです。
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大豆(畦豆)

2008-08-06 07:30:40 | 自然菜園の技術 基本
今日は待望のです。一週間も降ってないと野菜たちにとっては断食に近い状態だったと思います。あーあー良かった。雨に感謝です。

さて、大豆はわかっているだけで5000年以上の栽培歴史があるそうです。そんな大豆が日本の独自の食文化を醤油・味噌・豆腐をはじめ、きな粉、煮豆、打ち豆などでリードしてきたのにはご存知ですよね。

以前大豆は、「畦豆(あぜまめ)」と呼ばれ田んぼの畦で栽培されていました。
大豆にとってはこの田んぼの畦が最高の栽培環境だということは、今も変わらないと思います。それは、、、

大豆の生態と畦の環境がマッチしているからです。

1)大豆の発芽にとって過湿はよくありません。豆が水分を吸いすぎて腐ってしまうからです。その点、田んぼの畦は最適です。また、畦は肥料などで肥えていないのは更に良い点です。

2)花が咲く時期から大豆は、大量の水が飲みたくなります。その頃、畦に伸ばした根は田んぼの水を飲み放題ですから、最高です。

3)種の熟成・乾燥期には、稲刈りも終り田んぼには水はなく、風通しもよく最適です。

また、田んぼのお米にとってもいいみたいです。
大豆の根が畦を守ってくれるので、田んぼ自体の保水力も上がるような気がします。

つまり、大豆を育てるなら、田んぼの畦で一本ずつ植え、のびのび育てるのが一番素直でいいと思います。

もし、畑で大豆を栽培する場合は、以上の大豆の生理を知っておくと何かの役に立つともいます。(※大豆を畑で育てる場合は、応用編をごらんください。)

ちなみに写真は、大豆の新芽です。これを本葉6枚残して取ると枝が増えて増収します。

10月頃に大豆の若い莢を枝豆として食べると、大豆本来の旨みを持った最高の枝豆がご馳走です。

我が家では、自家採種した秘伝(岩手在来)、丹波黒(京都在来)、青バタ(長野在来)の大豆を育てているので、それぞれの風味をまずは枝豆でいただいています。
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狭い面積だからこそ大豆の収量アップさせるコツ

2008-08-05 18:21:32 | 自然菜園の技術 応用
本日は待望のが降ってくれました。今晩にかけてたっぷり降ってくれると助かります。

自給農園で野菜中でいろいろな意味でとても重宝するのが大豆です。食料としても味噌・醤油・豆腐・きな粉・お茶といった加工品から、煮豆としても美味しいです。

それに、今度自然栽培講座(基本編)にも書こうと思っていますが、マメ科の中でも根粒菌・菌根菌の働きがすこぶる優秀で、大地がとても豊かになります。

うち菜園では、草・大豆・小麦で基本土壌を整えます。また、ニンジンと枝豆・トウモロコシと枝豆などコンパニオンプランツとしても大活躍です。

そんな大豆を小面積の畑で育てるときのポ収量アップのイントは
1)やせた土地に2粒ずつ蒔く(適切な時期に)。
2)大豆の蒔いた上に赤い糸を張る。
3)本葉が出てきたら除草を兼ねて、クン炭を撒いて土寄せ。
4)本葉が5~6枚の大豆の一番上の新芽を摘んでしまう。(写真参照)
5)花が咲いてきたら、根元に水をあげる。
6)収獲した大豆の中から、いい種子を選び自家採種する。

この手順で大豆の生育を助けてあげると畑でも十分な大豆が収獲できます。

今年は、来年田んぼに戻す予定の畑で上の手順で大豆を栽培しています。ちょうど昨日4)をしてきました。

手間をかけたくない人は、本来の大豆栽培である田んぼの畦で育てるといいと思います。ちなみに去年何もしない大豆が75莢だったのに対して、畦に植えた大豆は125莢平均でした。読んでくれて
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今年も蕎麦を蒔く

2008-08-05 08:14:25 | 日々の自然菜園
昨日ときどきのなか友人のトラクターを借りて、久々に耕し蕎麦を蒔きました。
それは、去年から山際のサルの出るような畑(通称:猿畑)でばら蒔きをしたところ一切出てこなかったことから、全部鳥にやられたようです。そこで、、、

自給するのに自然農の美斉津さんを見習って、すべて手でやる畑の他に、最小限の機械(オイル)を使うような畑もあります。猿畑もその一つで、去年は、草を刈った場所に蕎麦をばら撒き、トラクターを一回かけました。土の中に種が隠れてくれたお蔭で無事収獲できました。

今年からは、「猿畑」では本格的にエゴマ(食用油用)、菜種(食用油用)、蕎麦、小麦(お菓子用)を育てる軌道に乗せようと思っています。そこで小麦跡地に、蕎麦を蒔き、蕎麦の跡に菜種を蒔くつもりです。どうもこの順番が良いのではないかと思っていますが、まだわかりませんが。

耕さないで小規模で自然農で蕎麦をばら撒く場合、早蒔きは避けた方が鳥にやられない気がします。そして草をギリギリまで伸ばし、腰丈ほどの草の中に種を蒔きます。その後草を刈って敷き詰めます。どうも夕方の鳥にとって目が利かなくなってからの野良仕事がいいと思います。

最近は考え方がラフになり、
自給農を80歳くらいまでできればいいと思っています。80歳でもできる農の動きを今身につけ様と、じいさまを観察しつつ取り入れています。

今年も秋に美味しい蕎麦で喉を鳴らしたい気持ちが今から高ぶります。


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大根の自家採種

2008-08-04 00:01:06 | 自家採種
本日也。
大根の自家採種。
うちには用途別の大根がいくつかある。
今日は、4年目になる「耐病総太り大根」の種取を行った。

信州には、長期保存たくわん用の大根の在来種(ねずみ大根とか)が数多く在り、なかなかやわらかい青首大根が育ちにくい土地柄である。

そこで、無農薬栽培に向いた青首大根である「耐病総太り大根」の種取を続けてきた。去年の暮れに収獲した大根の中から30本ほど選抜し、埋めなおした大根は、5月に花を咲かせ、7月の終りに実を結んだ。

それを10日ほどハウスで乾燥させた。(写真)
1種子を自家採種することで、年目は育ちにくかったこの大根も3年目から育てやすくなった。今年は300gも大量に収獲できた。3年は楽に持つはず。
明日は、短系青首大根「源助大根」を脱穀しようと思う。

それと明日はらしいので蕎麦を蒔こうと思う。
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