無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

あずみの自然農塾2009(4月)陸苗代(おかなわしろ)

2009-04-19 19:01:48 | 出張菜園教室
本日

昨日今日と、地元信州安曇野のシャロムヒュッテで2泊3日で年間コースで、
開催されている「あずみの自然農塾2009」を行った。

3年前から開いている、宿泊型自然農ワークショップ。
今年は、18名定員に対して、46名の申し込みがあった人気コースだ。

昨日今日で、4月の田畑の農事、
①畑の種まき。(二十日大根・カブ・小松菜・キャベツ・ゴボウ)
②レタスの移植。
③トマトの鉢上げ。
④田んぼで、種もみを蒔く。(写真)
⑤個人区画で自然農で種を蒔く。
⑥個人区画で自然農で苗(キャベツ・レタス・ソラマメ)を定植。


今年で3期になるこのワークも今期の3月から始まり、2回目。
参加者も、初回はガチガチだったが、今回は親近感が増した。

今年は資本主義の崩壊を感じ、「地に足つけて生きたい」=農的生活をはじめたい人、農業を体験したい人が多い。


頭だけでなく、心と身体に素直になって、自然の声に耳を傾ける。
そんなワークショップは今年も愉しい。

新しい教室の開校が続く、今年。
身体は忙しいが、心は弾む。

今年は露出は大きい年だが、収穫も多そうだ。
今度開校の『Asumino自給農スクール』でどんな出会いが待っているのか楽しみです。


◆◇◇◆『Azumino自給農スクール2009』の募集始まる。◆◇◇◆
毎月一回の無農薬自然栽培(自然農・自然農法)で自給するための講座や体験会・見学会。
そして、ゆうこさんのDeva Cafeランチ。(農家民宿:安曇野地球宿にて)
地域の友人知人の協力でできる農的生活体験会。
メールマガジンによる『無農薬自然栽培コーチング』。
信州安曇野に50㎡の畑を持ち、田舎暮らしの入門的な講座。
17日のブログは必見です。↓
http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/df69e6ce8614329206b3e9f1b829f837



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お米の種まき!!

2009-04-18 23:36:05 | 自然菜園の技術 基本
本日
今日はシャロムヒュッテでの「あずみの自然農塾2009」です。
明日以降、自然農のワークショップの内容をアップしますね。

昨日はお米の種まきをしました。
今回は、コシヒカリ・イセヒカリ・農林48号(うるち米)しなの深紅・白毛モチ(もち米)
その他に赤米2種類・緑米、香り米2種類の10品種蒔きました。



これは、赤米(品種:ベニロマン)を芽出ししたものです。



土は、田んぼの土2割とプラグトレー専用の土(みのる純正培土)を混ぜて使います。


寒い地域と(寒冷地)、田んぼの日照条件が春先悪いので、
初期ハウスで育て、葉が3枚になったら田んぼの陸苗代に移動します。
プラグトレーは、2~3粒蒔きでにしています。

今年は、田んぼが5畝(500㎡)だったのが、
9畝(900㎡)なので、増えた分、カラフルな田んぼにしようと思っています。

◆◇◇◆『Azumino自給農スクール2009』の募集始まる。◆◇◇◆
毎月一回の無農薬自然栽培(自然農・自然農法)で自給するための講座や体験会・見学会。
そして、ゆうこさんのDeva Cafeランチ。(農家民宿:安曇野地球宿にて)
地域の友人知人の協力でできる農的生活体験会。
メールマガジンによる『無農薬自然栽培コーチング』。
信州安曇野に50㎡の畑を持ち、田舎暮らしの入門的な講座。
17日のブログは必見です。↓
http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/df69e6ce8614329206b3e9f1b829f837




コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Azumino 自給農スクール 募集始まる

2009-04-17 23:55:26 | 出張菜園教室
募集要項
『AZUMINO自給農スクール‘09』
~夏野菜から無農薬自給菜園を学ぼう~


信州安曇野で、毎月1回自然栽培(自然農・自然農法)で
自分に合った無農薬の自給菜園を学べる体験型スクールです。
これから、週末無農薬家庭菜園を始めたい方、田舎暮らしを始めたい方、
自給自足の農的生活を学びたい方にピッタリの講座です。


●内容
午前の部:毎月の旬野菜を育てる自給菜園教室で、自分専用の区画(約50㎡)を使いながら、
各自の理想に合った無農薬自然栽培を基礎から応用まで学べます。

午後の部:自給農体験会で自然栽培による
自給のための農業体験(米・エゴマ油・自家採種など)ができます。
ランチは、菜園食堂 Deva Caféをご利用ください。

***ワークショップ(月1回)**

●日程
5月9日(公開講座・説明会)
初回5月24日(日)
6月14日(日) 7月12日(日) 8月23日(日)
9月6日(日) 10月4日(日) 11月8日(日) 12月12日(土)・13日(日)

●スケジュール

8時45分集合(9時スタート)

☆Azumino自給農スクール
9:00~10:00自然栽培集中講座(座学・見学)
10:00~12:00各自の自給菜園実習

12:30~14:00菜園食堂 Deva Café開催

自給農体験会(米・麦・菜種・エゴマ・蕎麦の栽培と加工)
14:30~17:00自給農体験会・見学会

●期間3月~12月末日(2009年度に限り5月9日開校予定~12月末日)
募集数 (本科生20名 聴講生は含みません)

本科生:年間85000円(1家族人。50㎡(15坪)程度)(2009年度50000円)
聴講生:年間25000円(大人1人。講座への参加自由、メールマガジンあり)(2009年度20000円)

●特典
一年間のメールコーチ(週一回の『自給農のための自然栽培』メールマガジンが届きます。)
自分に合った自給菜園のプランニング・相談できます。
無農薬栽培向きの種苗の会員価格での販売。
イベント・ワークショップの案内


●2009年参加費用: 年間コース5~12月(募集4月17日~5月上旬)

本科生:年間コース(5~12月)一家族 50,000円(約50畑付き、メールマガジン付き)
聴講生:20,000円(畑なし、講座自由参加、メールマガジン付き)
●場所 ファインビュー室山付近(安曇野三郷小倉)

●遠方からのご参加は、畑から車で1分のところに宿泊施設「安曇野地球宿」)をご利用ください。

●その他にも、オプション(無料・有料)で、
蕎麦打ち教室や、リンゴ狩り、合鴨農法見学会・味噌づくりなど地域の仲間と、
自給自足の生活に必要なことが体験できすワークショップもございます。

*************************************

主催:自給自足Life(代表 竹内孝功) 長野県安曇野市三郷小倉2254

ブログ『安曇野発 無農薬自然栽培(自然農・自然農法)でカンタン「自給農園のコツ」』好評発信中 
http://blog.goo.ne.jp/taotao39

申込・問い合わせ先:メールtakecook3@yahoo.co.jp
(件名に「AZUMINO自給農スクール申込」とお書き下さい。
プログラムの詳細を後日メールいたします。)
電話0263-77-1009(お問い合わせ平日19:00から21:00)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンポストミミズの回収&コーヒーの種(固定種トマトについて)

2009-04-16 23:58:34 | 日々の自然菜園
本日は。夜中からが降った。

今日、無事車検も終わりトマトも種まきが終わった。
今年は、更新したい種や、新たに入れたニューフェイスなど含めたら44品種蒔いたことになる。

これからは、家庭菜園も、プロも無農薬で自給自足できるために自家採種品種は欠かせなくなる。
今までは、石油もあり、化学肥料・農薬・除草剤もつくれ、
有機肥料もガソリンを使ってトラックで大量に輸送でき、トラクターですき込むことができた。
これからは、外国からリンやカリなどの天然由来の肥料も輸入できなくなるだろう。

そうするとこれからの持続可能な農業を考えたら、
田畑ででる有機物などを有効に使い、省力・エコな農法に代わり、
無農薬で・低肥料が主流となる。
そんなときに、無農薬・低肥料で、保存性が良い品種や種は必須だ。



44種類もの種の中から、以下のようなトマトの品種を育種したいと思っている。
①無農薬・無肥料でも育つ、根の張りがよく、肥料依存のない自立した品種。
②誰でも簡単に育てることができる、育てやすい品種。
③露地栽培でも、裂果(雨に当たっても割れにくい)しにくい品種。
④風味豊かで、保存性が良いもの。
⑤早生・中生・晩生など生育期間が異なる多種多様な品種。
⑥彩りが豊かで、愛らしいもの。(緑・ピンク・赤・オレンジ・朱・黒・黄色など)
⑦料理に幅が出る品種(生・ソース・ドライ・詰め物・お菓子)



●さて、今日タイトルに合ったシマミミズ(養殖ミミズ=コンポストミミズ)は、家庭の生ゴミなどと土を重ねていくコンポストに最適だ。

通常、畑のミミズは、1年に一度くらいしか増えない。
ところが、シマミミズは、条件が良ければいくらでも増える。

ミミズの分解量は、毎日ミミズと同じ量の有機物を分解して土にしてくれる。
そのため、余裕を見れば毎日生ゴミの倍くらいの量のミミズが必要になる。

今年は、ミミズを使ったプランター菜園・ミミズコンポスト(ミミズファーミング)を東京と地元で教える機会が多くなりそうなので、昨日株分けをした。

去年、釣り具屋さんで3種類のシマミミズ(釣りの餌のミミズ)を購入。
それをコンポスト内で増殖させた。

そこから、ミミズを一部回収して、新しく里子に出す予定だ。
写真のように、昼間にミミズを含むコンポストの中身を小山に盛る。


日光が嫌いなミミズは、小山の底に隠れる。
それを一網打尽に回収するわけだ。

ちなみに、ミミズが沢山いる畑は、あまりいい畑とはいえない。
ミミズが大量にいるということは、まだ分解されていない有機物があることを意味する。
そこで、ミミズはいた方がいいが、異常にいる畑は、未熟な有機物が多すぎるということで、病虫害が多い傾向がある。


今日、変り種を蒔いた。


アラビアコーヒだ。最近自然栽培のコーヒを近所で購入している。
コーヒーも自給できたらなーという淡い想いと、勉強のために蒔いてみました。


●いよいよ『Azumino自給農スクール』の公募が4月17日深夜始まる。●

毎月一回の無農薬自然栽培(自然農・自然農法)で自給するための講座や体験会・見学会。
そして、ゆうこさんのDeva Cafeランチ。(農家民宿:安曇野地球宿にて)
地域の友人知人の協力でできる農的生活体験会。
メールによる『無農薬自然栽培コーチング』。
信州安曇野に50㎡の畑を持ち、田舎暮らしの入門的な講座。
17日のブログは必見です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トマトの種蒔き本格化!!

2009-04-15 21:32:15 | 日々の自然菜園
本日

昨日の大雨のお蔭で、玉ねぎが青々しく元気そうだった。
雨で湿った大地に、早く取れる春大根と春人参(小安三寸)を蒔いた。

ネズミの被害を押えるため、ピーマン・ナスは予定よりも早くに鉢上げしている。

先週に改良版の踏み込み温床を完成させ、
今日は、トマト用にトンネルも作った。



あまりビニール資材は使いたくない。
いずれ、田畑つきの家に住んだ時には、ビニールを使わずに温床ハウスを作りたいと思っている。

今回、踏み込み温床がネズミの巣になってしまったので、
対策として、防草シートを内面全面に張った。
そして、鉢上げしたナス・トマトをトレーを上下重ねた、通称檻に入れた。

昔の人はどうのようにネズミの対策をしていたのか、気になる。

苗が大きくなりの本葉が多くなれば、まず食べられないらしいので、
大きくなるまで、慎重に育てたい。

そして、今日だけで29種類のトマトを蒔いた。

トマトは、多めに作ってもブレンドしてトマトソースに加工すればいいし、
固定種のトマトは、珍しいので苗としても売れると思いいろいろやっている。

表題の写真は、種を稲の育苗箱に蒔いた後に、杉の木でしっかり鎮圧したもの。

トマトは、ナス・ピーマンと違い、少々いじめてがっしりと育てたい。
その方が、耕さない自然栽培向きだからだ。

そして、今年からトマトは、温床で加温せずにハウス内の温度だけで
ゆっくりと発芽させ、若苗を心がけと思っている。

というのも、最近は暖かく、最低温度を10℃程度前後あればトマトは自然に出てくるからだ。

できるだけ、自然にゆっくりと根がしっかり張るそんな苗を育てたい。

そして、自家採種できる固定種のトマト、様々な風味のトマト、露地でしっかり完熟させたトマトの魅力をみんなに伝えたい。

今年は、教室や近所の方に、変わった外国のトマトや、作りやすいトマトの苗をより提供できたらいいなーと思っています。

明日は残りの10品種のトマトを蒔こうと思っています。

●お知らせ●
自給自足のための無農薬自然栽培教室
『AZUMINO自給農スクール』が今年5月から開園します。〈準備中〉
詳しくは、4月17日に同ブログにて詳細を発表します。お楽しみに~

自分の区画が約50㎡も持てて、月一回の無農薬自然栽培の講習会・自給農体験、
そしてゆうこさんのDeva Cafeランチなど、田舎暮らし、自給自足のための持続可能な農業が学べますよ。




*********************************
いよいよ今月から始まる、NHK文化カルチャーセンターの自然栽培講座。
お蔭さまで好評で、席が埋まってきました。まだお席が各講座少し残っています。
興味がございましたら、ご予約くださいね。

松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。

『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html

『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html

『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピーマン・ナスの鉢上げ始まる。

2009-04-14 19:08:01 | コメントの公開
本日
しばらく雨が降っていなかったので、今日は嬉しいです。

いつもなら「晴耕雨読」なので、雨の日は野良仕事はしません。
雨の日に、農耕をしてもメリットよりデメリットが多いからです。
雨の日は、土の構造が壊れやすく、田畑に入るのは、失礼な気がします。


雨の日は、野菜たちにとって温泉につかるようなもの。
静かにゆっくり、雨水を全身で受け、のびのびさせてあげたいものです。

今日は、一日中ハウスの中で、ピーマン・ナスのポットへの移植(鉢上げ)をしていました。

その関連のいい質問があったので、掲載させていただきました!

写真は、畑の土がたっぷり入っているので、草が生えています。
小さいうちから草と共生させることで、自然栽培向きに育ってくれます。


******************************

(質問)
3月からナス・ピーマンの育苗に初挑戦しています。45mm連結ポットに播種し、播種後20日で本葉が重なってきたので、3号ポットに鉢上げしました。それから10日後にナス苗はポット底穴から白根が出てきたので、5号ポットを購入してきて鉢上げしました。ナスなど2ヶ月強育苗するので最初から5号ポットに鉢上げすべきだったと思っています。

>土の容量によって育苗期間が決まります
 ポットサイズと育苗期間の目安があれば教えて頂けませんでしょうか。


*********************************
●(お応え)
いい質問ありがとうございます。
僕も最初のうちは、わからずかなり根をとぐろ巻いてしまったこともあります。これを老化現象の一つです。

野菜によって違いますが、
ナス・ピーマンについていえば、鉢上げしてから、
ポット9cm(15日前後)12cm(30日前後)位を目安にしています。


(質問者の)ブログ拝見しました。いいブログですね。
見た目若干、ナスの苗が軟弱化(日照不足?)なので、天気の良い暖かい日中に、
陽だまりなどで外気を当てて苗を絞めるといいと思いました。

(補足)
理想の苗。ガッチリと太く葉が厚く、節間が詰まっているもの。
それは、うちは無農薬自然栽培なので、耕さず・無肥料栽培向きの苗にしたい
ので、

育苗の土に、市販の苗土を使う場合、畑の土と自家製クン炭などを最低3割は入れます。

水は控えめにして管理します。

そして、天気の良い日は、日中外気に当てゆるんだ苗を絞めてあげます。

育苗期間は、一般よりも遅めでゆっくり根を育て、苗自体をあまり大きくせず、若い苗を畑に植えるようにしています。

スイートパプリカの自然苗(通常本葉が1・2枚出たら鉢上げするのだが、同じトレーの「伏見甘とう(ししとう)」がネズミで全滅したために、鉢上げが早まった)

葉だけ食べられてしまった。「伏見甘とう(ししとう)」


●お知らせ●
自給自足のための無農薬自然栽培教室
『AZUMINO自給農スクール』が今年5月から開園します。〈準備中〉
詳しくは、4月17日に同ブログにて詳細を発表します。お楽しみに~

*********************************
いよいよ今月から始まる、NHK文化カルチャーセンターの自然栽培講座。
お蔭さまで好評で、席が埋まってきました。まだお席が各講座少し残っています。
興味がございましたら、ご予約くださいね。

松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。

『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html

『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html

『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャベツの鉢上げ(ポットへの移植)

2009-04-13 13:18:08 | 自然菜園の技術 基本
本日、
晴天が続きます。
ようやく東京に遅れて、山桜が咲きはじめいよいよ日本みつばちの分蜂も始めるはずです。

そんなルンルンの気分も、
温床内に、ネズミが出ていたのですが、今日損害が出たことで、かなり気持ちが落ち込みました。
辛くないトウガラシ類(万願寺トウガラシ・伏見甘とう)の苗がほぼネズミによって壊滅状態です。葉っぱだけ食べられてない状況です。

踏み込み温床は、温度も上がり、育苗には最適ですが、
ネズミの育児の温床としても最適で、来年からは簡易踏み込み温床に戻す予定です。

温床の外に置いてあるキャベツ苗は、被害にも合わず順調です。
双葉の先に、本葉が2枚程度出てきました。

そこで、今日はゆうこさんがキャベツ苗の鉢上げ(ポットへの移植)を行いました。

はじめから大きめのポットで種を蒔けば、定植まで間引きながら育苗できるのですが、
①ポットが小さかったのと、
②種が少なかったのと、古かったので思ったよりも発芽してなかったので、
今回は鉢上げすることにしました。

「鉢上げ」とは、育苗用語で、一つ大きめのポットに移植することです。

育苗は、土をポットやトレイなど限られたスペースに入れ、ある一定期間育てるので、土の容量によって育苗期間が決まります。

つまり、土の量で、何日間苗を育てることができるか決まってしまうからです。
そこで、苗が大きくなり、より育苗期間を延ばしたいときは、大きめのポットに新しい土を入れて、「鉢上げ」します。


ちなみに、鉢上げする場合は、根が切れたり痛みを伴うので、
①鉢上げ30分前に、たっぷり水を吸わせておくこと、
②鉢上げ後は、葉に水を当てないように、根元にだけたっぷり水を与えます。
③また鉢上げ後、2日間は光を黒い寒冷紗などで遮光してあげると無難です。


●お知らせ●
農文協さんの『現代農業』5月号に掲載れたことは、
以前ご紹介しました。
友人が教えてくれたのですが、私の書いたページが
http://www.ruralnet.or.jp/gn/200905/200905_f.htmから全文見ることができます。
お手元に『現代農業』がない方は必見です。

*********************************
いよいよ今月から始まる、NHK文化カルチャーセンターの自然栽培講座。
お蔭さまで好評で、席が埋まってきました。まだお席が各講座少し残っています。
興味がございましたら、ご予約くださいね。

松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。

『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html

『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html

『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エンドウの定植〈自家採種〉

2009-04-12 12:46:53 | 自家採種
本日

ここ2・3日で、桜がわっと咲き始めました。
明日、明後日には満開になるのではないでしょうか?

昨日は、育種の春蒔きエンドウの定植をしました。

今年面白さそうなさまざまな品種、「赤花エンドウ」や「甘ちゃん」、「ツタンカーメン」エンドウの種を春先に買いました。

さまざまな品種のエンドウの違いを自給に役立てたらいいと思って研究中です。

つまり、早く咲き実がつく品種、最後まで咲いている品種、
ここ信州安曇野にぴったりの品種、自然栽培に向いている品種、
どの品種が向いているのかわからないので、

初めて栽培する時には、品種の異なる2~3品種を栽培して、
気候・風土・栽培法などが合っていて、美味しかったものを自家採種するようにしています。


最近、うちではエンドウをエン麦と一緒に蒔いています。
写真で真っ白な根が、エンドウとエン麦が絡み合いながら生長しているのがわかります。


それぞれの品種の違いわかるように、
一列に並べて、品種が混ざらないように定植しました。

エンドウの定植は、春の自然草の中に植えるので、植えてしまったらどこにあるかわからなくなります。


最近、写真にお絵描きができることがわかったので、
はじめてお絵かきしてみたのですが、どうでしょうか?


●お知らせ●
農文協さんの『現代農業』5月号に掲載れたことは、
以前ご紹介しました。
友人が教えてくれたのですが、私の書いたページが
http://www.ruralnet.or.jp/gn/200905/200905_f.htmから全文見ることができます。
お手元に『現代農業』がない方は必見です。

*********************************
いよいよ今月から始まる、NHK文化カルチャーセンターの自然栽培講座。
お蔭さまで好評で、席が埋まってきました。まだお席が各講座少し残っています。
興味がございましたら、ご予約くださいね。

松本iCITY教室(NHK文化カルチャーセンター)で、
今年1年講師をやらせていただけるようになりました。
家庭菜園をはじめたい人、無農薬栽培を学びたい人、
ご参加をお待ちしております。

『無農薬栽培 プランターで野菜作り』4/25(土)13:30~16:00
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491211.html

『美味しく簡単に無農薬・家庭菜園の法則』4/22~6/10
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html

『無農薬栽培 コンパニオンプランツ』5/23(土)13:30~15:30
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491230.html





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本みつばちの始め方&飼い方

2009-04-11 18:02:21 | 日本みつばち
本日

日中は真夏のような20℃を超える日が続きます。
最低気温と最高気温の差が20℃を超えるここ安曇野では、
寒暖の差が激しいことが、野菜を美味しくしてくれています。

昨日に引き続き、「日本みつばち」の自然養蜂について、
始め方と、飼い方をご紹介したいと思います。

写真のミツバチは、うちの菜の花畑に来ていた在来種の「日本みつばち」です。


それに対して、アカシアのハチミツなど、花の種類がはっきりしているのは、
西洋みつばちです。

わかりやすくいうと、
野生種で、イノシシみたいなのが、日本みつばち。
家畜で、豚さんみたいなのが、西洋みつばち。といった感じです。
実際には、日本みつばちの方が大人しく、人を刺すことも稀です。

在来の日本みつばちは、
木に空いた穴の中や、神社、土蔵、お墓など民家の近くの静かで穴のあいた所に巣を作り住んでいます。

もともと野生の在来種なので、西洋みつばちのように、病気などの伝染病の危険がないので保健所の許可なしで飼うことができます。

日本全国で、古くからさまざまなやり方で、日本みつばちは飼われてきました。

西洋ミツバチに対して、個体数が少なく、蜜の量も少ないことと、
野生種なので、人為的に飼われることが難しく、
気に入らないとすぐに、巣から逃げてしまうことなどの理由から養蜂家には敬遠されてきました。

ところが、自然栽培と同じで、
自然の理にかなった飼い方をするにはぴったりのミツバチで、
ほとんどメンテナンスフリーで、簡単に飼うことができたので僕は大好きです。

桜が満開になってから、約1か月間、
越冬した天然の日本みつばちの分蜂(ぶんぽう)、つまり巣分かれが始まります。

そこで、日本みつばちが好んで住む、天然の木の穴をならって、
中を空洞にした丸太や、枯れた木で縦型の巣を写真のようにポイントに、
この期間設置すると、運が良ければ日本みつばちが巣箱に入ってくれます。


そこで、うまいこと入ってくれた日本みつばちが、逃げていかないように
日本みつばちの気持ちになって、
雨が吹きこまないように、屋根をつけたり、
目の前が飛び立ちやすいように、草を刈ったり、
天敵のスズメバチや熊から守ったり、
寒さ対策をして、越冬しやすくしたり、
蜜を絞る時、蜂を殺さないようにしたり、

最低限のことはして、余計なことをしなければ、
日本みつばちは簡単に飼うことができます。








コメント (30)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本みつばちで自然養蜂を始めよう!!

2009-04-10 06:53:11 | 日々の自然菜園
本日

先日、友人のご実家にお邪魔した。
というのも、日本みつばちの縁で深まった交友なので、
ご実家に、結果として巣箱〈写真〉を置かせていただけた。

現在、世界的に九州各地の養蜂家の巣箱からミツバチが失踪するのが相次いでおき、
また欧州や米国でも同様の現象がおきているようです。

ミツバチの群れが消滅する「蜂群崩壊症候群:CCD」現象と呼ばれています。

ミツバチは蜂蜜採取として使われるだけでなく、
「人間の食糧の3分の1は昆虫の受粉でできた植物に頼っているが、
その中の8割がミツバチが関わっている」
ようにわれわれの食生活に直結した生物だそうです。


つまり、食糧の4分の1がミツバチの受粉活動からという、
人間にとってミツバチは大変な影の貢献者ということになりますが、
世界中でこのところ急にミツバチが失踪しているとの記事が様々な新聞に報道されています。

つまり、世界的な農業危機が蜜蜂の壊滅で深刻な問題になっています。

原因は、専門家の中から、農薬・除草剤全滅説。帰省本能の消失説。ストレス説、
といろいろ言われているのですが、現在本当の理由は分かっていません。

というのも、アメリカの70%を占める35州で突如いなくなった蜜蜂たち、
EU、オーストラリア、日本(特に九州に集注)でも蜜蜂が全滅しつつあるそうです。

実際、近所のイチゴ農家さんは、ハウスでのイチゴの生産量を減らせざるを得ないらしいです。

つまり、全世界的に蜜蜂が大減少していて、
1群(一家族)15,000円でレンタルしながらイチゴの受粉を蜜蜂にしてもらっていたそうですが、
今年は、1群のレンタル料が倍の30,000円になり、それでも在庫切れで手に入らないそうです。
そこで、今手に入った分の蜜蜂が受粉可能なイチゴの生産量しか、栽培ができないそうです。
きっと、近い将来。国内のイチゴや輸入しているほとんどの果樹・果物・野菜(リンゴ・ナシ・アーモンド・メロン・カボチャ)が値段高騰し、
さらには輸入できなくなる時も近いかもしれない。

趣味と、副収入から始めた日本みつばちの養蜂が、
今では、農業危機を救う手立てになりつつあると知って、より多くの人に日本みつばちの魅力を伝えたいと思った。

日本みつばちの自然養蜂には3つの魅力がある。

①日本固有の在来種。そのため、西洋みつばちに比べ、
病気や感染症が少なく、天敵であるスズメバチから防衛手段を持っている点。
つまり、野生種なので人為的に飼いにくいが、自立していること。

②不労働所得の源泉になる。
つまり、農業以外に、ミツバチが集めるハチミツを販売することで、副収入になる。
日本みつばちは、西洋みつばちと異なり、届け出や消毒。
それに高価な遠心分離機や、煙を出す特別なものは必要ない。
大きめの桶と、ザルがあれば、ハチミツを絞ることができる。

③農業危機を救う手立てになる。
個人的な見解では、ただ蜜蜂を今までの飼い方をしていたのでは、
現在起こっている突如として壊滅の危険性がある。
そこで、持続可能な自然養蜂を確立し、
日本みつばちの持っている本来の野性を損ねることなく、付き合っていけたらと思う。


そんな思惑と、
実際に飼っていてとてもかわいく愛着があるので今年も数を増やそうと考えている。

そんなわけで、
午後は高校からの友人の田舎で友人と新たに日本みつばちを自然養蜂する「蜜会」に行ってこようと思う。



コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする