THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

280馬邪のメンテ、いや修理・・・。

2007-11-11 19:15:22 | XR250

坂内4時間エンデューロから一ヶ月も経ってしまったが、実は280馬邪は洗車すらせずに放置状態。
ドロドロな上にシートレールがひん曲がり、オマケにフロントホイールが外されている。良く見ると左右レバーも外してある。

Epsn4483

ホイールとレバーは24時間のスペアとして使う為に外した。ホイールは4時間で使用したタイヤを履かせたまま、XLRにそのまま取り付けた。XRとXLRのフロントホイールは相互に互換性がある。ちなみにリヤホイールは別物。XLRにはハブダンパーがあるが、MD30には無い。試してないけど、もしかしたら使えるかもしれない。N目君は確か、それ以外にも違いがある様な事を言っていたような。
4時間+12時間も使用したフロントタイヤは既に寿命。2DAYSでこのタイヤが終わりかけの頃に乗ったが、明らかにグリップが落ちていた。(坂を登っていかないというより、俺はコーナーでの無駄な動きが多くなる様に感じる。なのでタイムを計ったとしても、メチャクチャは変わらないと思う)
なので、現在XLRが履いているタイヤに履き替える。コレは約1時間使用した物。チューブ諸共XLRから外し、280馬邪へ移植する。XLRには適当な中古タイヤを履かせる。メンドクセエ・・・。

話は逸れるが坂内4時間の出走前に、俺とME06さん、Kさん(坂内の師匠で、バイク屋さん)とタイヤの空気圧の話になった。俺は280馬邪が今一つ地面を蹴ってくれない(トラクションしにくい)事と、(今明かせばw)勝負を賭けていた事もあり、ガレ場&ハイスピードの坂内にあってフロントが0.9、リヤが0.7。本職(バイク屋)のKさんに「結構落とすんだねえ」と言われてウグッ・・・。「新品タイヤではパンクした事無いですよ」とは強がってみたが、やはりみんな坂内では高めに設定する様だ。まあ結果的にはパンクしなかったが・・・。
一応『俺の持論である』との前置きをした上の話だが、古いタイヤがパンクしやすいのは、ブロック以外の部分も減って全体に薄くなる事と、長期使用によってタイヤが撓んだ時に内部の繊維が破断してしまって剛性が低下するのが原因では・・・と推測している。尖った石がタイヤに刺さるという事を言う人もいるが、俺はリムとタイヤの耳の間にチューブを挟むためではないかと思っている。何故か? パンク穴は必ず(少なくともパンクを超連発していた時は全て)側面に開いていたから。正しいかどうかは知りませんよ。体重が重い人の方が良くパンクするなんて話もあったな。それも何となく納得できる。上の理由を証明する事にもなる。俺はビールをがぶ飲みしているにも係わらず、メタボとは全く無縁の体型で、アンダー60kg。これもあってパンクしにくいのかも・・・。
話が逸れたついでだが、24時間ではフロント1.1、リヤ1.0程度とした。止まっていた時間も長いとはいえ、合計16時間の走行ではパンクしなかった事となる。以前はビードストッパーをリヤには2つ使っていた事もあったが、現在は前後とも1個ずつ。意外に思われるかもしれないが、エアバルブのナットはキッチリと締めている。ガレ場よりも超ドロドロの時の方がタイヤに付いた泥の重みでエアバルブを引っ張ってしまい、パンクする事が多い様な気がする。

さて。

Epsn4485

ホイールをバイクに装着する前にベアリングをチェックしたら、一方のベアリングの動きが怪しい。一旦ハブから抜いて、シールを外してラッカーシンナーで洗浄。再びグリスを詰め込んでみる。まだ微妙におかしいが、勿体無いのでもう少し頑張って貰おう。俺は一応、常に前後ホイールの予備のベアリングはストックしている。先日ステムベアリングも逝ってしまい、とりあえずアウターレースを反転させて装着してあった。これも取り替えようと新品を取ったのだが、ダストシールを注文するのを忘れた。もしかして無傷で外せるのかもしれないが、今のところ交換時は全てダストシールを破壊してしまっているので、また今度新品を用意してから交換する事とした。

それと、シートレールの曲がり修正。パイプを引っ掛けて「ハッ」とやるだけ。

Epsn4488

度重なる変形と修正でクラックが入ってしまっている。真ん中のメンバーは完全にポッキリ逝ってる。

Epsn4489

エアクリーナーBOX左側にサイドカバー(ゼッケンプレート)取付け用のブラケット部分が付いているが、MD30はここが直ぐに折れる。

Epsn4486

今回も含めて大抵の場合、折れた部品がサイドカバー側に残るのでハンダゴテで融着して修理しているが、何度かに一回は限界が訪れる。今回は丸ごと交換。
ちなみにエアクリーナーBOXはコレで3個目だ。前回はオークションで入手した中古品に取り替えたのだが、今回は新品。この手の部品はオークションではあまり安価に入手できないので、個人的には新品を買った方が良いかと思う。

Epsn4492

エアクリーナーBOXは途中で仕様変更されている。初期型ではグレーで、恐らくAI付きのモデルからではと思われるが(俺調べでは断定できず・・・スミマセン)途中で黒になっている。
プラスチック製品は色が濃い方が劣化しにくいので、割れ防止が目的なのではないかな・・・? たまたま坂内で知り合ったME08の人から「グレーのエアクリーナーBOXは既に新品入手できない」と聞いていたので、最初から黒いのを注文。左側のフタ部分も色を合わせるために同時交換する。
パーツリストでは年代別に合計3種類あるようだ。
初期型:17230-KCZ-000ZA(ソリッドマックスグレー)
T型以降:17230-KCZ-010ZA(ソリッドマックスグレー)
Y型以降:17230-KCZ-010ZB(ブラック)
もしも注文される方は、今一度PLで品番をお確かめ下さい。

最初の2種類が何が違うのかは正確には判らない。が、見比べていて形状の違いを発見。新型の方には蓋の裏側に位置決めの爪がある。本体の方には受けがある。

Epsn4493

憶測であるが、壊れたBOXはオークションで入手した物なので、多分010ZAだったのであろう。記憶が定かではないが蓋だけ元々の物を使ったのではと思われる。
そしてもう一つの違い。左サイドカバーを取り付ける下側ブラケット部分(一番良く折れる)が強化されている。

Epsn4495

旧型では裏面(タイヤハウス側)にあった溝は、折れるキッカケになるからであろう、新型ではツルリンコと無くなっている。やっぱり俺がブーブー言うまでもなく(笑)対策済みでしたな。
ついでにマッドフラップも交換した。
細かい部品は全て古いほうから移植。
この部品を注文しに最寄のホンダショップに行ったところ、AI付きモデル以降のパーツリストを貰ってしまった。これは助かる! 俺が今まで使ってきたPLはAIが装備される以前のW型までの物。変更された部品をジックリとチェックできるので、今後の怪しい研究に役立ちそう。ありがとうございます。

エアクリーナーBOXを取り付ける前に洗車。そしてフレームを溶接。

Epsn4496_2

錆止めに床に転がっていたサフェーサーを吹き、テキトーな黒の缶スプレーで塗装・・・いい加減なもんですわ。ここはシーズンオフにバッチリと直す予定。ちょっと良からぬ事を考えてるので、期待しすぎぬ程度にご期待ください(笑)。

やはり洗車はメンテナンスの第一歩。色々と不具合を発見してしまった。確かにあれだけ派手な転倒でナンとも無いのが不思議だ。ちょいと金も時間も掛かりそう。つづく。

コメント (4)
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