12~13日と田中麗震愚の合宿だったのだが、帰宅して思い出した。
そういえば子供達(奥さんとも)は14~15日がスカウトのキャンプだと言っていたのだ。
で、一人残されたお父さんは、エンジンが掛からなかった280馬邪の整備をする事にしたのである。
漏れたオイルと泥でコーティングされたエンジン周りを高圧洗浄機にてクリーニングしてから、作業開始。
今回はヘッドも外してみた。
シリンダーにはダメージは無いようだ。
バルブを外してチェック。すると、なんと排気側のシートリングが割れていた。
ガビーン!
カムシャフトのジャーナルが痛んでいる事もあり、自力での修復は不可能なので、予備の元N造さんエンジンのヘッドに載せ替える。
スペシャルヘッドは御役御免。
ロッカーアームの削りカスかね。
元N造さんヘッドのバルブのアタリをチェックすると、バルブが変形してバルブシート側にめり込んでいる状態。
このエンジンの走行距離は確かではないが、せいぜい15000kmくらいだろう。N造さん所有時はそれほど無茶な使われ方をしていたとは思えないし、俺が譲り受けてからも練習走行で3ヶ月くらい、4時間レース1回、24時間レース1回程度。
以前のバルブの変形といい、MD30は必ずしもこのあたりが頑強というわけではなさそうだ。
まあ、バルブが変形するだけなので、バルブを交換すれば済むというのはありがたい。最初からそういうつもりの設計なのかもしれない。チタンバルブのモトクロッサーみたいだな(笑)。
今回は予算もないので、スペシャルヘッドからバルブを外して移植。摺り合わせしたところ、ボチボチな感じであった。
ステムシールは新品を在庫していた。
しかし、カムチェーントンネルの周りのM6のネジ穴が怪しい。
既にリコイルしたところもリコイルがバカになりかけている。新品のリコイルに入れ替えてごまかして、近いうちに対策を考えよう。
組み込んで、バルブクリアランスを調整。エンジンはアッサリと始動したのである。
んが、この時点ではまだ気付いていない・・・(謎)